飼育員ブログブログ

2021年10月24日(日)獣医室だより136 ヤブイヌのてんかん予防

昨年のちょうど今頃,ヤブイヌのダイモンがてんかんの発作を起こしました。
それまで3年以上見られなかった発作ですが,その後何度か再発するように。
現在はてんかん予防薬の投与を行ってコントロールし元気に過ごしています

症状がなくなって以降も,ダイモンは毎月の健康診断を行っています。
採血を行って,特に不安のある腎臓肝臓の数値を調べるとともに,血中のてんかん予防薬の濃度が一定になっているかの確認を行っています。

動物の中には,薬が嫌いで気づいて吐き出してしまう個体もいます。
ダイモンはその逆で,餌で包んだお薬をおとなしく飲んでくれます。
薬を処方する側としては薬を飲んでくれるか心配しながら処方するのですが,飼育担当者と動物自身が頑張ってくれるおかげで,ダイモンについては薬の形で苦労した記憶がありません。

寝室のヒーターの下で温まるダイモン。
いつまでも元気でいてほしいと思います。

土佐