飼育員ブログブログ
2021年4月14日(水)御寄付ありがとうございます【キヌサヤエンドウ豆】
京都新聞さんに飼料に関する記事が掲載されて以降,大変多くの方から御寄付のお申し出をいただいております。
こうして多くの方からお気持ちを寄せていただけることに,とても感謝しております。ありがとうございます。
また,せっかくお声がけいただいたにも関らず,お気持ちだけ頂戴し,お断りさせていただくこともあり,大変申し訳ありません。
ひとつひとつ調整をさせていただいておりますので,順次ご紹介をさせていただければと思います。
市内の生産者様からも多くのお声がけをいただいております。
そのうち,北区の農家さんからは「キヌサヤエンドウ豆」をお送りいただきました。
これまでに餌としてあげていなかったこともあり,美味しそうに食べたり,
(興味津々なフサオマキザルたち)
筋とりして食べたり,
(サル島のアカゲザルの食べ残し)
中の豆のみやサヤのみを食べたり,
(シロテテナガザル)
かじってはみたものの残したりと反応は様々でした。
(マンドリル)
動物園では,1年を通じて入手しやすく,供給が安定している品目を餌として与えることが多いのですが,霊長類の給餌に関する研究において,品目を増やしたことで,毛並みが良くなった,糞便の状態が良くなった,採食時間が延長し活発になったなどの報告もあります。こうした取組を「採食エンリッチメント」といいますが,動物の福祉を向上することにもつながることから,今後も,生産者様と持続的に取り組んでいければと考えています。
副園長 和田