飼育員ブログブログ
2021年2月23日(火)紙芝居を上演しました
令和3年2月23日の祝日は,肌寒い1日でした。
園内は込み合うほどでもなく,かと言ってガラガラでもなく…といった様子でした。
この日はレクチャールームで「紙芝居」をしました。
室内ですので人数を限定しましたが,希望者が多かったので抽選となりました。
抽選に漏れてしまった方,本当にすみませんでした…
紙芝居は,京都市動物園のスタッフが作ったもので,今回の読み手は獣医師です。
タイトルは「ホウシャガメの来た道」です。
京都市動物園には,密輸によって摘発されたホウシャガメがいます。
「ペットにしたい!」という人がいる限り,「売りたい!」と思う人がいなくなることはありません。
密猟者がマダガスカルにいる野生のホウシャガメをこっそりと日本に持ち運んで,空港で見つかって…というお話。
ホウシャガメだけではなく,他の動物でもある話です。
犠牲になるのは動物たちです…
そんな,ちょっと重いお話が盛り込まれた紙芝居でしたが,それで終わっては悲しい気分なので獣医師ならではのクイズで盛り上がりました。
本物のタマゴや,甲羅をお見せしてホウシャガメについて楽しく知っていただきました。
みなさん,とても興味深く聞いてくださいました。
参加してくださったみなさん,ありがとうございました。
現在の状況では,あまり多くの方々に集まってもらうイベントはできませんが,これからもきちんと対策をして,できることをやっていこうと思います。
種の保存展示課 タカギナオコ