飼育員ブログブログ
2021年1月2日(土)つるし柿の行方2
昨年末,京都の森展示室南側で行っていたつるし柿をすべて動物たちに与えました。
今回は,タヌキ,ツキノワグマ,ミニブタにあげましたので,その様子をご紹介します。
タヌキは高齢の影響か,柿がどこにあるのか最初分からなかったようです。しかし,匂いはしっかり分かったようで,暖かい室内から出て,クンクンと探して食べてくれました。
ツキノワグマのほのかは,何かくれるの?はやく!はやく!と落ち着きがなく,柿も小さいのでペロッとすぐに食べてしまい,味わっている余韻がゼロでした。
ミニブタのナッキーは寒さのため,小屋の中でワラに埋もれて寝ていたのですが,つるし柿をもって訪ねると,ムクッと起きてきて,美味しそうに食べてくれました。2019年4月に一緒に過ごしていたアッキーが亡くなってからは単独生活になりましたが,まだまだ元気に過ごしてもらいたいと思います。
なお,園路にはカラスが食べたと思われる柿の皮も落ちていました。
今年も動物園での出来事をいろいろお伝えできたらと思いますので,よろしくお願いします。
副園長 和田