飼育員ブログブログ
2020年9月21日(月)元気に過ごしています!
みなさん,こんにちは!
以前のブログで,アカハライモリの展示休止についてお知らせしました。
最近は少し気温も下がってきましたが,日中はイモリにはまだ
暑いときがあるので,もうしばらくはバックヤードで快適に過ごして
もらおうかと思っていますm(__)m
そこで今回は,見ていただけない間にアカハライモリについて
少し紹介しようかと思います!
まず,動物園ではどうやって個体を見分けているかというと,
種名にもなっている赤いお腹を見て識別しています。
赤が鮮やかな個体やあまり赤くない個体など様々です。
お腹の派手な赤い模様は警告色だといわれていて,
捕食者などに対して「近づくと危ないぞ!!」とアピールするためなんです。
実はアカハライモリはフグの持つ毒と同じ,
テトロドトキシンを皮膚に持っています。
ただ人間にとっては触っても,そのあとに手を洗えば大丈夫なほどです。
ちなみに京都市動物園で一番長生きのアカハライモリは
展示され始めてから23年目です!
本日の敬老の日にちなんだイベント「長寿を祝おう」には参加していませんが,
体サイズが小さい割に長生きですよね。
写真をよく見ると,右前肢が少しねじれていますが,
あまり不自由に感じていないのかずっと元気に過ごしています。
展示再開までもう少しお待ちください。
京都の森展示室担当 井上