飼育員ブログブログ
2020年8月11日(火)熱帯動物館は休館中ⅩⅩⅨ
熱帯動物館ファンの皆様へ
動物園は6月19日から京都府民以外の皆様にも御来園いただけます。しかし,まだ3密を避けるため熱帯動物館は休館しています。
そこで,引き続き,ブログやSNSで元気に過ごしている動物たちを御紹介します。なお,ケヅメリクガメは屋外放飼場が完成しましたので,ご覧いただけるようになっています。また,インドオオコウモリとハリネズミの屋外飼育を始めています。
ⅩⅩⅨ カリフォルニアキングヘビ
砂漠や森林,草原,農耕地等,様々な環境に生息しています。
食性は動物食で,魚類,両生類,小型爬虫類,鳥類やその卵,小型哺乳類等を食べます。野生下では爬虫類を好む傾向にあるようですが,本園ではマウスを与えています。
黒く愛らしい目をしていますが,
脱皮前は目が白く濁ってきます。これは,目も鱗で覆われているためです。
繁殖形態は卵生で,1回に5-24個の卵を数回に分けて産みます。
現地では脅威とされているガラガラヘビをも食べてしまう(毒への耐性を持ち合わせている)ことから,ヘビの王という名前の由来になっています。また,同種も食べてしまうことがあるので,繁殖期以外は単独で飼育します。
ペットとして飼育されてきた歴史も古く,多くの品種が作られています。
過去には「アルビノ」を飼育していたこともあります。
ただし,現在は部屋数の関係でバックヤードで飼育しています。
副園長 和田