飼育員ブログブログ
2020年6月27日(土)やっぱりゲンキはすごい(*^▽^*)
ゲンキが34歳の誕生日を迎えた6月24日の朝。
グラウンドに出てごはんを食べているゴリラたちの様子を見ていると,とってもいい光景に出会いました(*^^*)
両親と兄がごはんを食べている中,一足先にお腹がいっぱいになったキンタロウは,グラウンドの上の方の柵を一人で探検していました。
「へへ~ん,ぼくこんなとこも来れるよ~」
おそらく初めて,この場所に到達。
「お~楽しいな♪」
この時はまだ余裕で楽しんでいました。
そんな息子の様子をごはんを食べながらもしっかりチェックしていたゲンキ。
キンタロウの冒険はさらに続きます…
「よーし,ここにも降りられたぞ~!」
トコトコ歩いて進んだものの…
ここはヒトのオトナの身長くらいの高さの壁の上。さすがに小さなキンタロウが地面に飛び降りるには高すぎます…
(本当は,キンタロウは自分が来た道を戻れば地面に降りられます。)
一旦柵のところまで戻ってみたものの,再び壁際まで来たキンタロウ。
その頃には,ゲンキは食べるのを止め,キンタロウのいる場所に少し近づいて様子を見ていました。
ちらちらと担当者の方にも目線を向けながら…
「これ,助けないとあかんかなぁ?」とでも言っているのでしょうか(^^;
内容とは関係ないですが,このゲンキの表情,可愛い♡
そして,やんちゃな兄が「おっ,弟がなんか楽しそうなところにいるぞ!」とちょっかいをかけようとし始めたところ…
ゲンキがさっと近づき,キンタロウを回収しました(*^^*)
いつものことですが,ゲンキは自分が何をしていても,ちゃんと離れた場所にいるキンタロウのことを気にして,様子を見ています。
そして,食べながら様子を見る→食べるのをやめて近づいて様子を見る→手を差し伸べる,というように,キンタロウの様子を見ながら,本当にキンタロウの自分の助けが必要になった時にだけ手を出しました。決して,何でもかんでもすぐにキンタロウを回収するわけではないのです。
この様子を見て,改めて,ゲンキはえらいなぁ,いい母ちゃんだなぁと思いました(*^^*)
母ちゃんに助けてもらって,腕に捕まって運ばれるキンタロウ。
そして,すぐに腕から降りながらのこの表情。
「冒険楽しかった~何があってもぼくには母ちゃんがいるもん!」というこのニヤッとした得意げな顔( *´艸`)
きっと,どんどんやんちゃ坊主になっていくことでしょう。優しい母ちゃんでよかったね,キンタロウ。
この日は夕方,部屋に帰ってから,ゲンキの誕生日祝いをしました!
お祝いの様子は動物園の公式インスタグラムをご覧ください♪
本当にたくさんのお祝いのコメントもありがとうございました!
ゲンキへのお祝いも頂きました。
ありがとうございました!
34歳の1年も,ゲンキにとって幸せな1年になりますように☆
ゴリラ担当 安井