2020年6月15日（月）熱帯動物館は休館中　ⅩⅢ

熱帯動物館ファンの皆様へ
動物園は５月18日に開園（京都府民限定）しましたが，３密を避けるため熱帯動物館は休館しています。なお，6月19日からは府民以外の方にもご利用いただけますが，引き続き熱帯動物館は休館の予定です。
そこで，元気に過ごしている動物たちを御紹介します。

ⅩⅢ　ショウガラゴ

　熱帯動物館　夜行性ゾーンで飼育展示しています。Ⅷで紹介したインドオオコウモリは昼夜逆転させておりませんが，ショウガラゴは昼夜逆転し，飼育展示しています。


　大きな目，発達した後肢，長い尾が特徴的です。体長15cmほどの体で2m程ジャンプできますので，その素早い動きに是非ご注目下さい。

また，スローロリスと同居していますので，その動きの違いも見比べてみてください。

　2018年には果物，ペレット（固形飼料），昆虫，野菜の給餌に加えて，樹液を与え始めました。
　その後，2019年9月からは果物やペレットを止め，野菜・昆虫＋樹液に切り替えていますが，体重は170g前後で推移しており，餌の変更による大きな影響はないようです。

　なお，これらは研究者の観察や調査に基づいて実施しており，現在も樹液を与えることの効果についての研究を続けており，よりよい飼育環境に向け，飼育員・獣医師と協働しています。
副園長　和田