飼育員ブログブログ
2020年3月19日(木)「いのちをつなぐ動物園~生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする~」の出版について
京都市動物園生き物・学び・研究センターは,平成29年より「生き物・学び・研究センター パワーアップ事業」として,京都市動物園における研究や教育を推進して参りました。
この度,現在までの成果をまとめた本を下記のとおり出版しますので,お知らせします。
なお,本冊は発行日以降,京都市動物園図書館カフェでお読みいただけます。
記
1 書名
『いのちをつなぐ動物園~生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする~』
京都市動物園生き物・学び・研究センター(編),小さ子社。
執筆者
生き物・学び・研究センター
田中正之,伊藤英之,山梨裕美,櫻庭陽子,瀬古祥子
種の保存・展示課
長尾充徳,高木直子,米田弘樹,島田かなえ,安井早紀
カバーイラスト
高木直子
2 発行日
令和2年4月10日 予定
3 仕様及び値段
A5判,176ページ
定価1,800円(税別)
4 内容
京都市動物園職員が語る,京都市動物園の今の姿をお知らせします。
はじめに
第1章 京都市動物園にようこそ
平成27年にリニューアルオープンした京都市動物園の現在の姿を概観。
第2章 生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする-動物福祉の取り組み-。
現在動物園が最も力を入れている動物福祉についての取り組みを紹介。
第3章 研究する動物園
生き物・学び・研究センターに所属する研究員の研究例をわかりやすく紹介。
第4章 ラオスのゾウと動物園
平成26年にラオスから入洛したゾウ4頭をめぐる話を紹介。
終 章 そして京都市動物園のすすむ道
【参考】生き物・学び・研究センター パワーアップ事業について
本園における「研究」及び「教育」機能を一層強化するため,平成25年4月に生き物・学び・研究センターを設置した。同センターは,平成30年1月31日付けで国内公立動物園では初となる科学研究費(科研費)に応募できる「学術研究機関」として指定を受けた。平成30年度よりセンター所属の4名の研究者が獲得した科学研究費等補助金を得ている。
今後,動物園での研究活動をより一層推進し,海外での研究発表を含めて国内外の学術集会で発表する他,学術誌等への論文発表を進めることで,京都市動物園が国内の動物園の主導的な役割を果たしていく。