飼育員ブログブログ
2020年3月15日(日)ラオス出張(ゾウ祭り編)
昨年4月に動物園に異動してきた中川です。
2月後半に「ゾウの繁殖プロジェクト」の進捗報告でラオスへ出張してきました。
今回はそこで参加したゾウ祭りの報告を書きます。
朝6時。ゾウ祭り会場です。まだ空いてるシートが見えます。
8時。会場横でゾウ待機中。私たちは主催者であるサイニャブリー県の計らいで,ゾウ祭りに参加するゾウに乗せてもらうことができました。ゾウの上で揺られながらの撮影です。
パレード開始です。左にゾウの行進がみえます。右は,すごい人ですね。風船の後ろにはVIPの席があります。国を挙げてのお祭りです。
ショーも行われました。ゾウの鼻の下を一般参加者がくぐっています。さすが生息国ですね。
欧州の動物福祉の考え方では商業的にゾウに乗ることやショーは行うべきではないと言われています。
しかし,ラオスの,今回祭りに参加したゾウはみんな不幸か?と言われれば,私にはそうは思えませんでした。
動物福祉という言葉自体が欧州から始まったものなので,アジア人の考える動物福祉とは文化的な隔たりがあるように感じました。
個人的にはどちらが正しいというものではないと思います。
最後は,VIP席の後ろから。ゾウ達はみんな綺麗な帽子をかぶっています。真ん中には,この後ゾウに付けてあげる花が用意されています。
ラオスの人々がゾウをとても大事に思っていることがよく分かるお祭りでした。
参加できて良かったです。
なかがわ