飼育員ブログブログ

2020年3月5日(木)ニホンリスのフクタロー君

みなさんこんにちは!
京都の森にはニホンリス4頭が暮らしているのですが,
今回はそのうちの一頭,フクタローにスポットを当てたいと思います♪

フクタローは2015年生まれの男の子です。
2016年に福山市動物園からやって来ました。
オトナのリスにしては小柄で,いつまでたっても幼い印象の個体です(^^)


暖かい日は日光浴をしていることもありますが,
寒い日は巣箱の中にいる事が多く,あまり外に出ている姿を見られません。

冬の間は,姿を見る機会が激減し,元気にしているのか心配になります…
フクタローの生活を知るため,観察カメラを取り付けたのでその一部を紹介します!

ある冬の日…

朝6時半から活動開始
隣の部屋のサツキ(メス)も起きて活動しています。

朝9時台

隣の部屋のサツキと顔を見合わせ!?ています。

その後せっせとワラを運ぶフクタローの姿が

運んだ先の巣箱の中はどうなっているのかというと…
(ふたを開けてみます)

巣箱の中はワラでいっぱい
実は巣箱中でそのままワラを敷いているのではなく,
ワラを更に細く裂いて,『くす玉』のように中が空洞の空間を作っているのです。
赤丸がその空間への出入り口です。
ワラをそのまま敷くよりも,細く裂いた方が柔らかく気持ちが良さそうですね(*^^*)
 


これから暖かくなるとフクタローを見かける機会が増えると思いますので,
何をしているのか,よ~く見ていただけると嬉しいです♪

 

ニホンリス担当 カマナル