飼育員ブログブログ

2019年10月17日(木)獣医室だより030 動物を解剖するということ

先日,熱帯動物館のバックヤードで飼育していたカリフォルニアキングヘビが死亡しました。
体幹に悪性の腫瘍が発生し,2年半治療を続けた末のことでした。

動物園で動物が死亡した場合,原則として解剖を行います。
死亡の原因を精査し,他の個体でも発生する恐れがないか,また治療が効果を示していたのか確認するためです。
動物の解剖については皆様いろいろなご意見をお持ちと思います。
動物園としては,今後より多くの動物たちを生かすために,必要な業務だと考えています。


(在りし日のカリフォルニアキングヘビ)

お疲れ様,そしてありがとう。

土佐