飼育員ブログブログ
2019年6月23日(日)獣医室だより014 キリンの採血トレーニング
イブキの採血とその後の検査については,すでにブログでご紹介したところです。
次は年上のメイちゃんの採血を目指します。
といっても,すぐに採血ができるわけではありません。
まずは,獣医師に首を触られたり針を刺されても動かないでいられるように,少しづつ慣らしていく必要があります。
この日は,そのトレーニング1回目。
こちらが獣医師の視点。
首の溝がお判りでしょうか。
しばらく時間がたつと,溝がはっきりとします。
この溝のあたりに総頸静脈が走っており,こちらから採血をします。
首静脈がはっきりするのは,血圧が上がるからです。
頭を心臓より下に置くことで心臓からの血流量が増え,血管が膨らんで見やすくなります。
実は,この日は後任獣医師への採血方法の引継ぎも行いました。
この写真も,後で採血する場所を再確認してもらうためのもの。
トレーニングがとてもスムーズだったので,近日中に採血も成功することと思います。
土佐