2019年6月18日（火）甲羅干し

　
　琵琶湖疏水の8本の軌跡を描いている噴水近くにある園内休憩所の下は，インクラインドラム工場になっており，疏水と接する一部が水面より高くなっています。
　そして，そこで，悠々と日光浴を楽しむ「スッポン」の姿を確認しました。

　おとぎの国カメ池で飼育している「美夜子（みよこ）」よりも大きそう！
　ちなみに，性別は上から（背甲の形状）でははっきりせず，尾の形状（オスだと太くで長い）を見てみないと分かりません。　　　
　また，その少し先には外来種の「アカミミガメ」が・・・

　なお，園内でも，昨年は圧倒的にアメリカザリガニ・ブルーギルが多く，今年はウシガエルが一気に多くなりました。めまぐるしく変化している現状に，生態系を維持する難しさを感じます。

　ただ，飼育下の動物たちだけではなく，園内外のこうした変化や身近な生き物たちを通じて，希少種の保全，外来種の駆除，生態系の維持などを学べるフィールドとしての機能が高まれば良いなと思います。
　種の保存展示課　和田