飼育員ブログブログ
2019年5月6日(月)ナンちゃんありがとう!
カイウサギのナンが,胸膜肺炎のため5月3日に死亡しました。
2008年の9月に動物園にやって来てから10年以上の間をおとぎの国で過ごし,施設のリニューアル前を知る数少ない子でもありました。
ウサギたちの中で1番のおじいちゃんでありながら,年齢をあまり感じさせない可愛らしさのあるおじいちゃんでした。
そこそこ昔のナンちゃん
晩年はふれあいを引退し,ゆったり過ごしてもらっていたのですが,歯の噛み合わせが悪く,牧草が食べられなくなってしまったため,水でふやかしたペレットとすりおろしたリンゴを毎日与えていました。
ウサギは歯が一生伸び続ける動物のため,固いものを食べて歯が削れないと伸びすぎてしまいます。
ナンも例外ではなく,伸びすぎた歯がどんどん尖ってしまうため,定期的にトリミングをしなければなりませんでした。
時には食欲が落ちてしまうこともありましたが,それでもナンは亡くなる前日も大好きなリンゴをしっかり食べてくれていました。
それだけに,今回の結果はとても残念ですが,ここまで頑張りを見せてくれたことにとても感謝しています。
ありがとう!お疲れ様!
そこそこ最近のナンちゃん
カイウサギ担当 髙橋 葵