飼育員ブログブログ

2019年4月19日(金)4.19 「しいく」の日

本日4月19日は「飼育の日」です。
(公益社団法人日本動物園水族館協会が設定しました)

動物園で「飼育」は365日必要な仕事です。
飼育をしているのはご存知「飼育員」ですが,飼育員はいろいろな仕事があります。
今日は,そのほんの一部をご紹介しましょう。

まず,「掃除」は基本ですね。
それぞれが,時間内にその動物や施設にあった方法で行いますが,それを体験してもらうプログラムもあり,「教える」ことも仕事のうちです。

(カバ舎の飼育体験の様子)

そして,エサの準備や給餌です。

(チンパンジーのエサの準備)


(水禽舎での給餌)
 

エサは獣医師と相談の上,栄養バランスもしっかり考えて組み立てます。
ただ与えるだけでなく動物たちが楽しみながら,また,時間をかけて食べられる工夫もします。


(ジャガーの肉をガラス面に貼っているところ)

1頭1頭のことをちゃんと把握することも大切な仕事。
あたりまえですが,50頭ほどいるテンジクネズミも全頭個体識別(1頭1頭の区別)ができます。

直接,動物たちに接する仕事だけではありません。
みなさんに動物たちのことを知ってもらうために,看板を作ったり,ガイドをしたりもします。

直接観察することが基本ですが,ビデオで観察することもあります。

デスクワークもなかなかいっぱいあるのです。

そして,来園者の方々とお話しすることも飼育員の大切な仕事です。

おとぎの国はもちろんですが,園内で飼育員を見つけたら,気軽に声を掛けてくださいね!

これが私たちの日常ですが,そんな体験ができるプログラムもあります。
残念ながら,本日で春の一日動物園体験の募集は終了しましたが,秋にもありますのでぜひホームページなどをチェックしてくださいね!

種の保存展示課 タカギナオコ