飼育員ブログブログ
2019年4月14日(日)応援ありがとうございました
水禽舎で暮らしていたマガモのオス(59番)が4月12日に亡くなりました。
晩年は目が白内障になって見えにくくなり,脚は関節炎のためにあまり動かせなくなっていました。
そのため,陸でじっとしていることも多く,よくお客様から心配のお声をかけていただきました。
1羽で隔離して治療することも考えましたが,飛ぶことができて餌が食べられること,仲良くしている個体がいていつも一緒にいることなどから,最後まで群れの中で生活してもらいました。
いつも一緒にいた99番(オス)と。(手前が59番)
今の水禽舎の前身,大水禽舎で生まれて17年。おだやかな性格で,なぜかオスからの人気が高かった59番。亡くなった時も,みんながよく集まる場所にいました。
高齢のカモの飼育や展示の仕方について,さまざまなことを考えさせてくれたことに感謝しつつ,今いる他の鳥たちのためによりよい管理ができるように頑張りたいと思います。
見守っていただいた方々も,ありがとうございました。
水禽舎担当 ささき