飼育員ブログブログ
2018年11月17日(土)国際ゴリラワークショップに行ってきました!~その4~
次の日は早朝にホテルを出発し,バスで4時間ほどかけてシンシナティ動物園へ。
郊外にあって,園内も広く,とっても立派な動物園でした。
残念ながら今回の旅初めての雨となりましたが,着いて早々に,オープンしたばかりのゴリラの屋内展示場へ。
とっても広い屋内の展示場。床は全面ウッドチップです。
展示場の前では,エンリッチメントを行うボランティアたちが,様々なエンリッチメント道具の紹介をしてくれました。ゴリラたちに与えている枝は,園内で様々な種類を育てて与えているそうです。
ちょうど展示場に出てきたばかりのゴリラたちは.様々なフィーダーに入ったレタスを取り出して食べていました。
こちらがこの群れのシルバーバック。
とっても個性的な顔をしていました(#^^#)
ここには様々な年齢のコドモのゴリラがいました。
この,ちょっとゲンタロウのような表情の子は5歳のメス。明らかにゲンタロウより体は大きく,飼育員の方にもビッグガールと言われていました(#^.^#)
外の展示場はこんな感じ。やはり広く,擬木や擬岩が豊富に造られていました。
他にも,日本には熊本サンクチュアリにしかいないボノボもいました。アメリカには,ボノボもたくさんいます。
驚きだったのは,このテナガザルの展示場。島状になっており,外から見る限りは寝室のような場所はなさそうに見えるのですが,島の中央,地下の部分に寝室があるそうです!
園内はいろんなところに見て楽しめるものがあり,中でも驚いたのは,この巨大ひまわり。
なんだろうと思ってよく見ると,花の中央のところが扇風機になっていました!こんなところまで,デザインにこだわっているのですね。
そしてなんといっても,今,シンシナティ動物園の一番人気の動物が,カバのフィオナちゃん。
もうだいぶ大きくなってきていてお母さんと一緒に生活していますが,世界一小さく生まれたカバで,人工保育によって無事元気に育っているそうです。アメリカではとっても有名らしく,動物園のショップもほとんどがフィオナグッズでした。
他にも,ネコ科動物などもたくさん飼育されていて,ジュゴンもいたりと,園内が広いだけあって,種数もかなり多い印象の動物園でした。園内の展示や掲示物にも,非常に手がかけられていて,来園者が楽しめるように工夫されていました。
すべての動物は回り切れないまま,出発の時間になってしまったのが残念でしたが,ノックスビルとはまた違った雰囲気の動物園を見ることができて,いい勉強になりました。
ゴリラ担当 安井