飼育員ブログブログ

2018年3月2日(金)アメリカのゾウ飼育

2月11日から2月18日までの8日間
アメリカのクリーブランド・メトロパーク動物園に行ってきました。
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主にゾウのトレーニングやエンリッチメントを勉強してきました。
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左から加藤氏(通訳),アラン氏(研修全般コーディネーター),
デイブ氏(クリーブランドアフリカゾウ担当),
クリス氏(同じくアフリカゾウ担当)
一番右は多摩動物園の伊藤氏(アジアゾウ担当)

PCウォール(準間接飼育専用トレーニング柵)を使ったトレーニングでは
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前肢のチェック

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水洗い

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後肢のチェック

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鼻洗浄

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耳からの採血

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直腸検査

など行っていました。
私たち人間と同じように体のいろいろな部位を定期的に健診します。
実際に怪我や病気になった時,
迅速にそして適切に処置ができるように普段から訓練するのです。
できたら,メロンや冷凍バナナなど特別なご褒美をもらって
ゾウたちもとても楽しそうにトレーニングに取り組んでいる姿が印象的でした。

寝室やグラウンドにはプラスチックドラムや土管,ヘイネットがありました。
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これはエンリッチメントといって、
動物の福祉と健康のために飼育環境に変化を与えること、
飼育動物に刺激や選択の余地を与え動物の望ましい行動を引き出すことです。
多くの時間を採食に費やす野生動物と比べて,
餌を飼育員から与えられる動物園では一般的に採食行動の時間が短く,
行動の種類も少なくなります。
そこで,それを補うようにエンリッチメントが行われているのです。
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中には乾草が入っていて,長い鼻を器用に使ってゆっくり食べていました。

今回の研修で学んだことを少しずつ取り入れ,
ゾウたちの生活の質を上げていこうと思います(^O^)

                              ゾウ担当:米田