飼育員ブログブログ
2018年1月31日(水)スーパーおばあちゃん
先日,テンジクネズミのジャガが死亡しました。
これまでテンジクネズミが死んだことをお知らせしたことはないと思いますが,ジャガはテンジクネズミの中でもなかなか特別な存在でした。
テンジクネズミの寿命はペットとして飼っていたら6~7年,当園ではふれあいをしていることもあり,大体5~6年だとお客さんに聞かれたときには答えています。
ですが,このジャガはなんと約8年も生きていた,長生きおばあちゃんだったのです。
私がジャガに出会った3年前は,カビやダニにやられて下半身の毛はほとんどなく,肌もボロボロな状態でした。
その時点で約5歳とすでに結構な高齢だったのですが,半年以上の治療を終え,群れに帰ってこれただけでも感動したものです。
ですがジャガはそれだけでなく,これまでで最長と言えるのではないかと思うほど長生きしてくれたのです。
群れに戻れたものの,どんどん歩き方もよたよたになり,グラウンドに出るためのスロープも登れなくなり。
それでも長生きできたのは,運よく病気にかからなかったなどいろいろな理由があるとは思いますが
私が特に思ったのは
とにかくよく食べる(笑)
これはテンジクネズミに限らず他の動物でも,ちょっと目が悪かろうが,ちょっと見た目がよぼよぼになろうが,よく食べる子は本当に強い。そう感じています。
ジャガのたくましさに私も日々元気をもらい,50頭以上いるテンジクネズミの中でもジャガは1,2を争うお気に入りでした。
本当に大往生だったので,ジャガが死んでしまったことは悲しくはありませんが,毎日朝一番に「ジャガさんおはよー」と挨拶していた日課がなくなってしまったことは少し寂しく思います。
ですが,これからもジャガのように,むしろジャガよりも長く,動物たちが健康に過ごしていけるように努めたいと思います!みなさんも,よく食べて,この寒い冬を健康に過ごしてください^^
テンジクネズミ副担当 なかはら