2017年11月3日（金）オタマジャクシ②

オタマジャクシ①の続き
前回は，卵からオタマジャクシが孵化するまでを紹介しましたが，今回はオタマジャクシからカエルへの変態の様子を紹介します。卵が産まれてから１０日前後で孵化してきたオタマジャクシは，まだ真っ黒な体をしていました。

２０日目・・・目がくっきりしてきました。

４０日目・・・後肢が生えてきました。

５０日目・・・後肢がしっかりしてきました。まだ前肢は見えませんが，実はすでにオタマジャクシの皮膚の中で前脚ができ始めているそうです。頭の両脇がボコッと膨らんでいるのがわかりますか？この膨らみの下には前肢が隠れているのです。

５１日目・・・翌日には前肢が現れていました。皮膚を突き破って出てくるそうです。写真ではわかりにくいですが，この頃から体の色がモヤッと緑色になってきます。

５４日目・・・尾の長いカエルという見た目です。体に緑色の部分が多くなってきました。

５７日目・・・日に日に尾が短くなり，水の中にいる時間が短くなっていきます。この頃には，肺で呼吸するようになっているようで，陸地を作ってあげないと溺れ死んでしまうことがあるそうです。

６０日目・・・変態完了！尾もきれいになくなり，すっかりカエルの姿になりました！

変態したばかりのカエルは体長１センチほど。
ペットボトルのフタと比べてもこのサイズしかありません。

オタマジャクシの成長は，何度見ても不思議で面白いです。
 

熱帯館担当　セオ