飼育員ブログブログ

2017年10月30日(月)タンザニア研修報告3 タンザニアの虫たち

タンザニア研修報告最終回は,「タンザニアの虫たち」です。
タンザニアで出会った昆虫たちを一挙ご紹介~

ゴンベ渓流国立公園で,か細い声で鳴いていたセミ。
分かりにくいですが,写真の真ん中にシルエットが。

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宿泊施設の大物その1:サソリ。布団の中で見つかって大騒ぎになりました。
慌てていたので写真もブレブレ。

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大物その2:コオロギ。巨大で背中にとげを持ち,とっても威圧的。

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大物その3:大きなハチ。2日目にベッドの下で見つかり,やはり騒ぎに。

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ルアハ国立公園の飛行場で見つけた甲虫。
そのあとすぐにマサイキリンが現れ,皆の注目を集めることはありませんでした。

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残念ながら,私の知識では種名を特定することはできませんでした。
タンザニアの本屋で昆虫図鑑を買っておけばよかった!と後悔しています。

タンザニアに旅行すると,まず真っ先に動物たちに目が行きます。
しかし,多彩な種と豊かな自然が存在しているのは,虫たちのおかげでもあります。彼らが,食料や掃除屋などとして活躍し,野生動物の生息環境が保たれているのです。

京都市動物園でも,表には出てこないものの,昆虫は重要な存在。
一番お世話になっているのは,救護センターの鳥と熱帯動物館の住人達。
動物園で育成されているコオロギは,彼らの大切な蛋白源となっています。


こおろぎ

勿論,夏には蝉時雨を園内に響かせたり,秋には京都の森で涼しげな音を奏でたりと,虫たちも動物園を彩る大事な生き物です。
動物園に後来場の際には,展示されていない虫にも興味を向けてみてください。新たな発見があるかもしれませんよ。

土佐