飼育員ブログブログ
2017年8月17日(木)トラのエンリッチメントにトライ10!! ~お盆の怪談~
昨日,京都市内は五山の送り火があり,お盆期間も終了となりました。
さて,今回は身の毛もよだつ怪談話を1つ…。
最近のもうじゅうワールドですが…
バックヤードからなにやら怪しい音が聞こえてくるというのです。
時たま,‘カツーン…,カツーン…’と
まるで藁人形でも打ち付けるような・・・。
またそれに合わせて,“…かたいよ…,割れないよ…”と
うめくような人の声が聞こえてくるというのです。
今回取材班は,送り火が近づくお盆の京都市動物園を訪れました…。
すると,ちょうどもうじゅうワールドの横,倉庫の陰から…
…‘カツーン’ …‘カツーン’
と,怪しいの音が聞こえてきたのです。
(怖いなー怖いなー怖いなー…)と思いつつ,音の先に歩みを進めます。
すると…そこには… !!!
なにかに憑りつかれた様にナタを振り下ろし,
骨を割る職員の姿がーーー!
「みーーーたーーーなーーーー」
職員の目の前には粉々に砕かれた牛の骨の無残な姿が…!!
この骨をトラのプールや室内に隠して,
トラの採食時間や探査時間を伸ばそうという
環境エンリッチメントの準備を行っていたのです…!!
もし一心不乱にプールの中を探すトラの姿や
(髄を食べ切って) 不可解に穴の開いた骨が落ちていたら…
それは,もしかしたら「環境エンリッチメント」の仕業かもしれません…。
(なお,牛の骨は外部業者から購入しているものです。)
アムールトラ担当 オカベコウタ