2016年12月17日（土）シリーズ～ヤマネコとイエネコ～⑦

本格的な冬がやってきました。
あまりにも，もっふもふなクロネコに嫌がられるくらい触りまくっているタカギです。

今まで，イエネコとツシマヤマネコとの比較をいろいろしてまいりました。
おんなじことや違うこと，おもしろいことがいっぱいあります。
今回は「違うこと」です。

ツシマヤマネコの特徴のひとつに“しっぽが太い”というのがあります。

セクシーポーズのめいちゃん(*^_^*)
しっぽに注目です！

イエネコ代表クロネコくんと比較してみましょう。

しっぽほっそ！

そんなしっぽの太いツシマヤマネコあるあるをひとつ。
検査や治療など，処置をする際は保定（ヒトも動物も安全に処置ができるように動物が動かないように押さえること）をします。
ツシマヤマネコの保定の様子はこんな感じ。（これはエコーをしています。）

少しわかりにくいですが，前の2本の脚を束ねて持ち，後ろの脚も2本束ねて持ちます。
そのとき，後ろ脚を探って2本つかみ，「持ちました！」と言おうとしたら１本としっぽだった…ってなことがよくあります。
(；一_一)
しっぽが太いので脚と間違えてしまいます…

しっぽも含めて３本束ねると安全です(^_^;)

この「保定」について，またチャンスがありましたらイエネコの保定と比べてみたいと思います。

このしっぽの毛，と～ってもやわらかでふわふわなんですよ　＾＿＾

それではみなさん，風邪をひかないように気を付けてくださいね＾＿＾

種の保存展示課　タカギナオコ