2016年8月31日（水）ありがとうライラ

グレビーシマウマのライラが8月26日に21歳で亡くなりました。最後はものすごくしんどかったと思いますが，最後まで自分の脚で立ちあがる姿を見せてくれました。

ライラは1995年に多摩動物公園で生まれ，1999年に京都市動物園にやってきました。以降，17年間京都市動物園で暮らしました（一時，姫路セントラルパークに移動）。ライラは雄大で，すらっとしたとてもきれいなシマウマだったと思います。人にも良く慣れ，「シマウマさんとなかよし」では，子供たちが餌やりするのを安心して見ていられました。また，5頭の子供を出産し，繁殖でも大きく貢献してくれました。

永く動物園に貢献してくれたライラの冥福を祈りたいと思います。

ライラが亡くなった4日後の8月30日に富山市ファミリーパークでグレビーシマウマが誕生したという嬉しい知らせが来ました。生まれた子供はライラのひ孫になります。今後も長く，ライラの血統は残っていくと思います。そして，いつかライラの血を引いた個体が京都にやってくるのを楽しみに待ちたいと思います。

種の保存展示課
伊藤