飼育員ブログブログ

2016年8月24日(水)タナゴの話題

毎度言うことですが,暑いですね。

今日はタナゴの話題です。当園ではイチモンジタナゴとヤリタナゴを飼育しています(実は一匹だけタイリクバラタナゴもいます)。
そのタナゴたちの中の一匹,ヤリタナゴのヒキタテンコウ女史をご紹介します。なぜ愛称がヒキタテンコウなのかはさておき,彼女の変わった特徴について書きます。彼女は以前は他のヤリタナゴと一緒の水槽で飼育されていましたが,ケガや病気の療養のために一時期別の水槽で移されていました。その間,薬浴(薬の入った水につかること)や塩水浴(塩水につかること)をして治療してきました。その甲斐あって先日みんなと同じ水槽に戻りました。エサもよく食べるのですが,なぜか太らず激痩せで,さらに平衡感覚がちょっとおかしく,イルカの曲芸のように背泳ぎができるようになってしまいました。さらにその状態でエサも食べることができます。あまり良いことではないのですが,それでも元気にしているのでよしとしています。

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       こちらは標準体型のヤリタナゴ。

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  そしてこちらがヒキタテンコウ女史。激痩せです。

なおヒキタテンコウ女史は展示していません。イチモンジタナゴは「京都の森・展示室」,ヤリタナゴは「イーストギャラリー」で展示しています。ぜひご覧ください。

                                 タナゴ副担当 松ぞう