飼育員ブログブログ
2016年8月17日(水)さようならインドガン
残念なお知らせです。1990年(平成2年)の来園以来,水禽舎に彩りを
添えてくれたインドガンが亡くなりました。おそらく30年近く生きたものと
思われます。大往生でした。
2000年(平成12年)には雛も孵化し,お母さんにもなりました。その雛は人工
育雛となったため,運動のためにキリン舎のグラウンドで遊ばせていたところ,
当時の担当獣医さんに「逃げたらどうすんねん!」と叱られたのも懐かしい思い出です。
晩年は衰えが目立ち,目は白内障になり,体重も死亡時には最盛期の半分以下
になっていました。
今年の春にも産卵しました。オスがいないので無精卵ですが,
一生懸命抱卵していました。
長きに渡って京都市動物園に貢献してくれたインドガンに合掌。
水禽舎担当 松ぞう