飼育員ブログブログ
2016年3月25日(金)動物園で魚の話
春が来ましたね!
冬の間じーっとしていた魚たちも活動し始めましたよ!
みなさんはイチモンジタナゴって魚を知っていますか?
琵琶湖などに生息する魚ですが,絶滅の危機にひんしており,現在琵琶湖ではほとんど見られなくなっています・・・
イチモンジタナゴは春から夏にかけて繁殖する魚で,繁殖期にオスはきれいに色づきます(婚姻色といいます。)
そして,彼らは二枚貝に産卵するというおもしろい習性があるのです。
これはドブガイ。大きくなります。
二枚貝もなければタナゴだけでは増えません。
どんな生き物も,その一種だけでは生きていけないのです。
多くの生物がいてこそ成り立つのです!
それが生物多様性 ^_^
琵琶湖の水にお世話になっている京都市動物園でも,この美しいイチモンジタナゴの保全に力を入れていきたいと思っています。
将来,この噴水池にもイチモンジタナゴが自然繁殖するようになればいいなぁ・・・・・
そんなイチモンジタナゴの貴重なお話を,明日26日に琵琶湖博物館の専門家の方が講演してくださいます。
これは必見!!!
ぜひ,足を運んでくださいね。
お話のあとには,身近ないきものに関するクイズ大会がありますよ!
成績優秀者には,「京都市動物園 京都の森 てぬぐい」をさしあげます!
我こそは!という方,ぜひお話の後に挑戦してみてください。
こんな感じです^^
参加賞もありますよ~。
そして,興味が沸いた方はこのプロジェクトに参加して,いっしょにイチモンジタナゴを守っていきませんか?