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2016年2月6日(土)グレビーシマウマの未来を担う

 2月4日にグレビーシマウマ計画推進会議を京都市動物園で開催しました。計画推進会議とは,国内で安定した個体群を維持していくために,動物園間の移動や繁殖・飼育の課題などについて話し合う会議です。
 現在,国内ではグレビーシマウマは20頭しか飼育されておらず,個体群を維持していくためには多くの課題があります。飼育されている個体はほとんど親戚関係にあり,ペアリングが限られることも問題となっており,何年も前から海外からの個体の導入が切望されていました。そのため,昨年12月にやってきた「ミンディー」は待望の個体で,今後の国内のグレビーシマウマの未来を担う重要な役割を持っています。


左:ミンディー,右:ライラ

 今年の秋には性成熟すると思うので,早くオスがやってくるといいな。
(「ホタル」と「キララ」の近況も聞けました,2頭とも元気でオスともうまくやっているそうです)

種の保存展示課 伊藤