飼育員ブログブログ

2014年8月8日(金)野鳥舎事件簿 その2

様々な種の鳥たちがいる鳥類舎。
今日は何が起こるやら・・・・

事件簿⑤
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こちらはトキ舎。
ここには池があります。
その池をよーく見てみると・・・・

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な,な,なんと!!
鳥たちのエサに何かがいっぱい喰らいついているではないですか!

これらはツチガエルのおたまじゃくしです。
担当者曰く,今まではここで産卵することはなかったので,隣で工事をしている「京都の森」エリアから移動してきたのではないかとのこと。
ツチガエルは少ない数のタマゴを何回かに分けて産むので,しばらくは池の水を抜いて掃除をすることができないなぁ・・・と担当者は嘆いていました。

事件簿⑥
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金魚,風流ですなぁ・・・・
なーんて,これは鳥たちのエサです ^^;

元々は,モロコを与えていたのですが,ちょっと不足しているということでドジョウになりました。
そして,次に来たのはキンギョです。

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しかし,アカショウビンのベニーは味がお気に召さないのか,自分と同じ色なので気になるのかあまり食が進まないようです・・・。
だけど,もう一羽のアカショウビンのビンゴはいつもペロリと食べますよ!

事件簿⑦
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あれ?
顔の色が薄くなってる!?

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こないだまではこんな真っ黒だったのに。

これはユリカモメ。
彼らは日本には冬鳥としてやってきます。(越冬するものもいます)
なので,鴨川などでよく見る時は顔は白いのですが,夏になると黒くなります。

繁殖期が終わったのでしょう。
まだ夏ですが,もうすでに白くなり始めています。
白でもなく,黒でもない,この時期の顔も見に来てください。

事件簿⑧
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きゃーっ!
なんということでしょう! オスのクジャクの美しくて長いしっぽの羽根がこんなにいっぱい抜け落ちているではありませんかっ!

なーんてこれは自然なことですし,第一この羽根,しっぽの羽根じゃないんですですよ!!

そもそもこの長くて美しい羽がどうしてあるのかといいますと,オスがメスに対してアピールするため,すなわち求愛に使うのです。
なので,これは繁殖期に必要なのです。

もう繁殖期も終わり。
そんな合図です。

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クジャクには様々な羽が生えています。

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美しい羽は,長いものだけではなく,小さな羽にもあります。
そして,キジを思わせる(クジャクはキジの仲間なんです)地味~な羽もありますよ。

今,いろいろな羽根が抜け落ちていますので,ぜひ落ちている羽根にも注目してみてください。

あ,忘れていました。
あの,長~い羽根は腰から生えている羽です。上尾筒といいます!

ふぅ~
次は何が起きるのやら・・・・・

種の保存展示課 タカギナオコ