飼育員ブログブログ
2013年11月15日(金)アオイ、健康診断する。(馴致編)
トラ舎に向かって左のグラウンドにルイ、右のグラウンドにアオイが展示されていたのが、10月から入れ替わっていたのをご存知でしょうか?
実は、今アオイがいるグラウンドの奥の寝室には
こんな感じでスクイーズケージがくっついていて、これを使ってアオイの健康診断を行う計画をしていたのでした。
方法は、動物をケージの中に入れ、スクイーズ(挟み込む)して検査や治療をするというものです。
麻酔をかける方法もありますが、作業時間がかかるのと個体自身へのリスクもあります。
今回は動物が起きている状態で挟み込み、採血と体重測定をする方法を選択しました。
まずは、アオイにケージに慣れてもらうことから始めます。
ケージに入ってもらわないことには検査も何もできません。
「うまくケージに入ってくれるかな?警戒しまくるんやろな…」
とけっこう不安にも思っていましたが、まぁなんのその。
アオイは簡単に首を突っ込んで、前肢を突っ込んで、なんなら上半身突っ込んで肉を食べにケージに入ったのでした!
さすがに、肉を口にしたらすぐ寝室に引っ込みはしましたが。
でもそんなビクビクアオイは数日間だけでした。
アオイは肉欲しさにどんどん全身を入れるようになり、グラウンドの掃除をするわたしをケージの中から眺め、
ケージの外から肉を与えて数日、何か良いことをしてもらえると思うようになったようで、ケージに肉がなくてもわたしの姿を見るとフフンと鼻を鳴らして中に入り、くつろいで寝るようになりました。
アオイは良いコやなぁ~☆
とケージの中で平和な顔をしている彼女を見て喜ぶ半面、スクイーズで体を挟み込まれ身動きがとれないというのは恐怖やろなぁ…と、心が締め付けられる思いもするのでした。
そして当日。。。
は、次回のブログで!!!
かわむら