飼育員ブログブログ
2013年6月21日(金)ボアコンのいま
4月27日に『ひかり・みず・みどりの熱帯動物館』がオープンしました。
オープンと同時にカピバラとマダラヤドクガエルが新しく仲間入りしました。
彼らは少しずつ施設に慣れ,元気な姿を見せてくれています。
しかし,オープンに間に合わなかった動物もいます。
それはナマケモノとボアコンストリクター(ヘビの仲間,以下ボアコン)です。
ナマケモノは導入予定だった個体が調子が悪くなり,
現在のところいつ熱帯動物館に来るのか未定となっています。
ボアコンは京都市動物園にいるにはいるんですが,現在検疫中です。
検疫とは,
ある一定期間,新しく動物園に導入した個体が寄生虫症などの
病気に感染していないか検査をして,展示中の動物にうつさないように
別の部屋で飼育することを言います。
実は,当園のボアコンの場合,寄生虫が便から見つかったので,
お客さんには見えないところで治療中です。
良くなったら展示室にて展示を開始する予定です。
ヘビなどハ虫類は哺乳類や鳥類に比べ,代謝が遅いため,なかなか薬が効いてくれず,治療期間が長くなることが多いのです。
今のところいつになるかは未定ですが,展示までもうしばらくお待ちくださいね。
熱帯動物館担当:米田