飼育員ブログブログ

2012年10月20日(土)KARIBU TANZANIA~タンザニア研修報告 河村目線TACARE編~

TACAREって?

「タカレ」と読みます。中途半端に英語ができるわたしは,何とかして英語のような発音をしてやろうと思ってしまいましたが,いや,素直に発音すれば良かったんだな~。

Lake Tanganyika Catchment Reforestation and Education
タンガニーカ湖のそばに事務所はありましたが,事業としてはアフリカ各地で森林を再生させるために活動しているプロジェクトです。

今回,プロジェクトの地(植林活動がされているところ)とTACAREの事務所を見学させてもらいました。


植林活動がされている場所。
目の前に広がるのは,海ではなく広大なタンガニーカ湖。
日本一大きい湖,琵琶湖を見て知っているけれど,そんなの比じゃない。
違う世界を訪れると違う価値観に出会えて楽しい。 


こちらが人の手によって植えられた苗木が育ったもの。
青々としています。


で,こちらが自然の木を切ったり焼いたりせずそのまま放置したもの。

一見植林をした方が美しく育っているように見えますよね?
けれど,木々の強さは自然に育つままに放置した方が強いんだそうです。
植林は生育維持がなかなか大変なんだとか。
自然の生きる力って,人間の技術と努力を遥かに超えていてすごい!


そして,TACAREの事務所に見学に行きました。


ここには,研究者の部屋,各事業の事務所などがあります。
森林破壊はなぜ起こるのか,地元の人たちにどう環境教育をするか,などなど,現地に住む人たちと自然との共生を目指しています。


地元の女性。事務所で働いています。
周辺の村々では,まだまだ貧しいところがたくさんあります。
豊かな日本で当たり前のように生活していると見えない世界があります。
地元の人たちが一人でも多く生活水準を上げることも事業の1つです。

 

そんなお話も含めて,10月27日(土),11月10日(土。ワタクシめはこの日に登場!)に,『タンザニア研修報告会』を開催します。
場所は動物園内の視聴室,時間は両日とも13:30~です。
どなたでもご参加いただけますので,ぜひお越しください^^
※入園料は別途必要ですので,ご了承くださいませ!!

かわむら