飼育員ブログブログ
2012年6月6日(水)コウモリを求めて②
笠置町の次は滋賀の河内にある風穴(ふうけつ)に行きました。まあ洞窟のようなところです。
風穴は森の奥にあり、川のせせらぎや小鳥のさえずりに癒されながら進んで行きました。
5月上旬、天気は良かったのですが、風穴までの道は少し肌寒く、途中道も急でなかなか大変でした。
風穴の入り口が見えてきました。
中に入るとさらに気温は下がります。
その日はコウモリの生態調査が行われていました。遠くからですが調査チームの写真です。
1人がコウモリを探します。
1人がコウモリの足と天井のひっかかっているところを棒ではずして落とします。みんなそれを見つめます。
1人が落ちてきたコウモリを網でキャッチします。
コウモリは寝ているところを邪魔されてご機嫌ななめです。
テングコウモリというコウモリでした。
番号をつけて体調をチェックし、体重を計って終了です。
この調査は年に数回行われているみたいでした。
コウモリを保護していくためこうした地道な作業が行われているんですね。
ちなみに奥に進んで行くと立ち入り禁止区域があります。
ここから先は普段は行けませんが、年に1回開放されるみたいで奥には相当数のコウモリがいるということでした。
人数制限がありますが興味のある方は行ってみてください。
『コウモリを求めて③』に続く。
ハ虫類館担当:米田