飼育員ブログブログ

2011年11月15日(火)クララが渡った!?

今年の春、新しくなったおとぎの国。
スタッフも動物たちもまだ慣れない場所でちょっとあたふたしていたオープン当初に比べると、みんな少しずつ余裕が出てきたように思います。

今日はヤギさんたちのおはなし。

ヤギたちはお客さまと一緒に過ごせるグラウンドが真ん中に道をはさんで二つに分かれています。

そして、二つのグラウンドの真ん中の道の上には、ヤギだけが渡ることのできる「跳ね橋」が架かっています。
ヤギの祖先たちは岩山で生活している習性を持つので、ヤギたちも高いところをのぼりおりするのは得意です。
そんなヤギの習性を利用した施設なのですが、最初はなかなかのぼってくれませんでした。

スタッフたちが最初はエサで誘導したり、一緒にのぼったりしてヤギたちに慣れさせるトレーニングをしました。
その結果、7頭いるヤギのうち、お梅(おうめ)と竹千代(たけちよ)の2頭がよく利用するようになりました。

しかし、時々渡りかけたり渡りたそうにしているヤギがいます。
クララです。

たいていはクララはいつも南側のグラウンドにいます。
しかし、北と南を行き来しているお梅がちょっと苦手・・・・。
向こう側のグラウンドにはお梅がいます。

まだ、お客様もまばらな開園直後。
クララは静かに橋を見つめていました。
すると・・・・・

お梅がこちらを見ていないからでしょうか?
クララが渡り始めたのです。


そして、ついに真ん中まで渡りました。
そのまま進むのかと思いきや・・・・


やっぱりお梅のことが気になるのでしょうか・・・。
ターンして戻っていってしまいました。

クララが渡るところはなかなか見られないかもしれませんが、
小梅や竹千代はよく渡りますのでみなさん是非見に来てくださいね。
ヤギを見上げると、いつもと違ったヤギの姿に感動することでしょう!!

飼育課 タカギナオコ