飼育員ブログブログ
2011年1月9日(日)ダチョウファンのみなさまへ
愛嬌たっぷりで大人気のダチョウたち。
とっても近くで見ていただけるのも当園の自慢のひとつでした。
それなのに、それなのに・・・・・。
ここのところ毎年世間を騒がせている「鳥インフルエンザ」に感染しないように予防対策を取るよう、指導をうけたのです。
準備が整い次第、今の展示場の奥のスペースで飼育することになります。
そうなると、みなさんに近くでダチョウを見ていただくことができなくなります・・・・・・。
こんなにキュートな顔をこんなふうにアップで見られなくなる日が迫っています。
「その前に!」と思われる方はお早めにお越しください。
ところで・・・・
なぜダチョウだけ?という疑問があるかと思いますが、実はダチョウだけではありません。
現在の鳥インフルエンザには、家禽種に対して予防対策の指導を受けています。
ダチョウは家禽種(家畜化された鳥)に指定されているのです・・・・。
近年、ダチョウは食肉用や皮革の利用のために家禽として飼育されているケースが増えているためです。
動物園だからといって例外は認められないのです。
そして家禽種ではありませんが発症事例のある種で、その予防対策のために現在すでにご覧になれない鳥もいます。
京都市動物園のオアシスでもある噴水池で悠々と生活していたコブハクチョウ夫妻。
早く、また広い噴水池に戻れる日を心待ちにしてすごしております。
飼育課 タカギナオコ