News生き物・学び・研究センター
[NEW!] 学術誌やその他出版物に論文や記事が掲載されました。
伊藤 英之,チンパンジーなど飼育動物の年齢推定―飼育個体群はどのように貢献しうるか,生物の科学:第78巻 第3号 (2024年5月1日 発刊)特集 野生動物のエピジェネティッククロックーDNAメチル化を指標とした年齢推定.
京都市動物園の動物の写真が多くつかわれています!
山梨 裕美,(分担執筆)改訂版 動物行動図説―産業動物・伴侶動物・展示動物・実験動物―,朝倉書店.
2023年度
伊藤 英之,ツシマヤマネコの遺伝解析 保全遺伝学から保全ゲノミクスへ,生物の科学:第77巻 第 5 号 (2023年9月1日 発刊)特集 希少野生動物の生息域外保全─遺伝資源保存で生命を未来につなぐ.
公益財団法人日本モンキーセンター出版の雑誌「モンキー」の連載「動物園・水族館だより」に寄稿しています。
田中 正之,「野生動物学のすすめ」~生きものでつながる仲間たち,8巻1号.
山梨 裕美,単独飼育から群れ飼育へ、美都と若ゾウの群れづくり,8巻2号.
星野 智,動物の食事を動物園で考える,8巻3号.
動物福祉について寄稿しました。日本各地の動物園・水族館の様々な方が同じ特集に寄稿しています!
山梨 裕美,動物園・水族館から考える動物福祉 ~新しい時代の生きものとの関わり方~,特集「変わりゆく動物園」建設コンサルタンツ協会誌, Vol.301.こちらから全文ご覧いただけます。
高齢のアカゲザルの死後脳を解析し、ヒトのアルツハイマー病の脳病理との比較しました。
Iwaide, S., Nakayama, Y., Chambers, J. K., Uchida, K., Nakagawa, D., Yamanashi, Y., Bando, H., Murakami, T. (2023). Senile plaques and phosphorylated tau deposition in a super-aged rhesus monkey (Macaca mulatta)., Journal of Veterinary Medical Science, 85(12), 1296-1300. doi:10.1292/jvms.23-0313
ツキノワグマを事例として、3つの動物福祉評価手法(人による定性的評価、行動観察、AIを用いた行動解析)を比較しました。
山梨 裕美, 吉田 信明, 松阪 智子, 動物園動物における実践的な動物福祉評価方法の検討:ツキノワグマを対象とした動物福祉のリスク評価、人及び機械学習による行動観察の事例をもとに, 動物の行動と管理学会誌, 2023, 59 巻, 3 号, p. 37-47, https://doi.org/10.20652/jabm.59.3_37, https://www.jstage.jst.go.jp/article/jabm/59/3/59_37/_article/-char/ja
アジアゾウに竹を与えることに関して消化率や血液性状の観点から問題がないことが分かりました。
Tsuchiya, Y., Yayota, M., Kashima, Y., & Shiota, Y. (2023). Nutritional effect of feeding enrichment using bamboo Pleioblastus spp. in zoo-kept Asian elephants Elephas maximus. Journal of Zoo and Aquarium Research, 11(2), 267–273. https://doi.org/10.19227/jzar.v11i2.686
アジアゾウのミトとラオスからのゾウ4個体の同居の取組をまとめました。
米田弘樹、櫻庭陽子、山梨裕美、松岡賢司、黒田恭子、島田かなえ、荒蒔祐輔、瀬尾亮太 (2023). 単独飼育解消を目指したアジアゾウの同居の取組と社会関係の形成. Animal Behaviour and Management 59(1), 8-16. DOI: https://doi.org/10.20652/jabm.59.1_8
キリンの行動と樹皮利用について調べました。
岡部光太 、福泉洋樹、河村あゆみ、加瀬ちひろ、植竹勝治 (2023). 日本在来樹木の樹皮に対するキリンの選好性と採食行動の発現量の検討. Animal Behaviour and Management 59(1), 1-7. DOI: https://doi.org/10.20652/jabm.59.1_1
京都市動物園のキリンを対象にストレスに影響する要因を調べました。
Saito, M., Matsunaga, M., Fukuizumi, H., Nakamichi, M., & Kinoshita, K. (2023). Factors affecting captive female giraffe stress response: Male presence, small enclosure, and low temperature. Zoo Biology, 1– 12. DOI: https://doi.org/10. 1002/zoo.21774
メスのスローロリスが同性個体と同居することでストレスが軽減することや異常行動が減少することが分かりました!
Alejandro, J., Yamanashi, Y., Nemoto, K., Mouri, K., Huang, C.-w., Bercovitch, F. B., & Huffman, M. A. (2023). Reducing stress and stereotypic behaviors in captive female pygmy slow lorises (Nycticebus pygmeaus). American Journal of Primatology, n/a(n/a), e23495. DOI: https://doi.org/10.1002/ajp.23495
血液を用いてヒグマの年齢が推定可能に!飼育、野生ヒグマの血液を用いてDNAメチル化レベルに基づく新規年齢推定法を確立しました。
Nakamura, S., Yamazaki, J., Matsumoto, N., Inoue-Murayama, M., Qi, H., Yamanaka, M., Nakanishi, M., Yanagawa, Y., Sashika, M., Tsubota, T., Ito, H., & Shimozuru, M. (2023). Age estimation based on blood DNA methylation levels in brown bears. Molecular Ecology Resources, 00, 1– 15. https://doi.org/10.1111/1755-0998.13788
研究に協力しました!
アジアゾウのDNAから年齢を推定-メチル化解析による効率的な年齢推定法を構築-
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-12-27-2