教育普及員 田和優子生き物・学び・研究センターとは

田和 優子
最終学歴: 京都大学大学院理学研究科博士後期課程指導認定退学
学  位: 修士(理学)2013年
職  歴: 2017年4月ー2019年3月 環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室(出向)
2019年4月ー2021年3月 京都大学 特定研究員(大型類人猿情報ネットワーク専属)

動物園は,希少種の生息域外保全・研究・環境教育の拠点として重要な役割を担っています。動物園の動物たちを通して,日本・世界の幅広い生きものの魅力と,さまざまな生態系の保全の大切さをお伝えしていきたいと思います。また,「生きた化石」のうちのひとつでもあるバク科動物の生態・行動の研究をすすめています。

【最近のおもな業績】

Tawa,Y., Sah, S.A.M. & Kohshima, S. (2021) Salt-lick use by wild Malayan tapirs (Tapirus indicus): behavior and social interactions at salt licks. Eur J Wildl Res, (67) 91. https://doi.org/10.1007/s10344-021-01536-9

田和優子.(2018) ほかのバクには会うのもいやだ.『野生動物:追いかけて、見つめて知りたいキミのこと』, 京都大学野生動物研究センター(編), 86-87.

田和優子.(2016) 画面越しに見た野生のマレーバク ―直接見られない動物の行動研究. 『はじめてのフィールドワーク ①アジア・アフリカの哺乳類編』, 田島知之・本郷峻・松川あおい・飯田恵理子・澤栗秀太・中林雅・松本卓也・田和優子・仲澤伸子 著, 東海大学出版部, 111-149.

田和優子.(2016) 直接見られない野生のマレーバクの行動を研究できるか? -彼らの「塩場」の利用を手掛かりに-. 『野生動物研究~動物に魅せられた若者たち』, 滝澤玲子, 松川あおい, 田和優子(編), 京都大学野生動物研究センター, 17-18.

 

写真:私が研究対象としているバク科動物(左:プールに入っているアメリカバク,右:マレーシアの熱帯雨林で自動撮影カメラを用いて撮影した野生マレーバク)