京都市動物園における研究成果(2018年度)研究成果・業績

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2018年度の成果発表をまとめました。(2019年7月28日更新)

論文

帯広畜産大学との共同研究論文が国内学術誌に掲載されました。

「キリンの乳成分組成の泌乳時期による変動」
河村あゆみ・田中正之・牛嶋隼也・中井 壱・峯口祐里・福田健二・浦島 匡
ミルクサイエンス 68巻1号: 44-48. https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/68/1/68_44/_article/-char/ja (J-Stageのページへのリンクです)

(要旨)
京都市動物園で出産した飼育したキリン個体より、各種の泌乳時期の乳の回収をおこない、成分組成を分析した。分娩後55日の常乳における成分組成は以下のとおりであった;1.8%炭水化物, 8.7%脂質, 7.0%タンパク質, 1.1%灰分。これらの値は牛乳の成分組成と比べたとき、脂質とタンパク質の濃度は高い一方で、炭水化物の濃度は低かった。乳の固形分濃度は分娩後66日で急速に低下していたが、これはキリンの固有の特徴と考えられた。この固形分濃度低下は、この時期に仔が母乳を摂取しながら固形食(カシ、ネズミモチなどの葉)の同時摂取を開始することとの関連が示唆された。これらは、キリンの仔に代用乳を摂取させなければならないケースにおいて、貴重な情報になるであろう。

帯広畜産大学との共同研究論文が国際学術誌(電子版)に公開されました。

「偶蹄目4種(キリン,シタツンガ,シカ,スイギュウ)の乳汁に含まれるオリゴ糖の化学的特徴について」
Yuri Mineguchi, Midori Miyoshi, Epi Taufik, Ayumi Kawamura, Takuya Asakawa, Isao Suzuki, Kousaku Souma, Michiko Okubo, Tadao Saito, Kenji Fukuda, Sadaki Asakuma, Tadasu Urashima (2018) Chemical characterization of the milk oligosaccharides of some Artiodactyla species including giraffe (Giraffa camelopardalis), sitatunga (Tragelaphus spekii), deer (Cervus nippon yesoensis) and water buffalo ( Bubalus bubalis). Glycoconjugate Journal, online first.

Mammalian milk/colostrum usually contains oligosaccharides along with the predominant disaccharide lactose. It has been found that the number and identity of these milk oligosaccharides varies among mammalian species. Oligosaccharides predominate over lactose in the milk/colostrum of Arctoidea species (Carnivora), whereas lactose predominates over milk oligosaccharides in Artiodactyla including cow, sheep, goat, camel, reindeer and pig. To clarify whether heterogeneity of a variety of milk oligosaccharides is found within other species of Artiodactyla, they were studied in the milk of giraffe, sitatunga, deer and water buffalo. The following oligosaccharides were found: Neu5Ac(α2–3)[GalNAc(β1–4)]Gal(β1–4)Glc (GM2tetrasaccharide), and Gal(α1–3)Gal(β1–4)Glc (isoglobotriose) in giraffe milk; Neu5Ac(α2–3)Gal(β1–4)Glc (3’-SL), Neu5Ac(α2–6)Gal(β1–4)Glc (6’-SL), Gal(α1–4)Gal(β1–4)Glc (globotriose) and isoglobotriose in sitatunga colostrum; Gal(β1–3)Gal(β1–4)Glc (3′-GL), Gal(β1–6)Gal(β1–4)Glc(6′-GL), isoglobotriose, Gal(β1–4)GlcNAc(β1–3)Gal(β1–4)Glc (lacto-N-neotetraose, LNnT), Gal(β1–4)Glc-3’-O-SO3 (3’-O-lactose sulphate) in deer milk; 3′-GL, isoglobotriose and Gal(β1–3)Gal(β1–3)Gal(β1–4)Glc (3′,3″-digalactosyllactose, DGL) in water buffalo colostrum. Thus it was shown that the milk oligosaccharides are heterogeneous among these Artiodactyla species.

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【NEW!】職員の研究論文が国内学術誌に受理されました。

「単独飼育下にあるアジゾウの夜間行動の季節変化」
岡部光太・田中正之
Animal Behaviour and Management(日本家畜管理学会誌・応用動物行学会誌)55(1), 8-15.

(要旨)
動物園での動物福祉の関心は高まりつつある。アジアゾウは絶滅危惧にあり、各国の動物園で飼育される。動物園が種の保存機能を維持するためには、適切な飼育管理が必要だが、国内におけるゾウの飼育管理は発展途上にある。そこで環境の質を表す指標として、室内における睡眠を含む夜間行動に着目し、京都市動物園で単独飼育にあった個体を調査した。ゾウの夜間行動を記したTobler (1992)の先行研究に従い、横臥休息、立位休息、常同歩行、佇立等に分類した。データは2009年の映像を用い、4つの季節間での違いを調べた。時間毎の横臥休息の持続時間は夏期より冬期に減少する傾向があった。一方、夏期には立位休息が他の季節と比較して有意に減少した。常同歩行の発現は、冬期に有意に増加し、時間毎の発現割合は、全ての季節で午前5時頃にピークが見られた。先行研究の結果などを総合すると、今後、床面の温度測定や、砂等の床材の使用についても検討、調査が必要である。

岡部光太(2018)「主体的に学習に取り組む態度を促す飼育体験プログラムの試み」 日本動物園水族館教育研究会誌 Vol.25 : 5 -16
(要旨)
動物園は、都市生活者など普段自然の関わりない市民が、動物や自然に触れ、容易には見ることのできない野生へ興味を持ち、それらを垣間見ることができる環境教育の場、つまりは「野生への窓」としての役割を果たしている。夏休みに小学生向けに行われる飼育体験プログラムは、野生動物に直近で触れる貴重な機会である。来園者が飼育体験を通じ、動物の知識を受動的に得るだけでなく、来園者の主体性を持った発見により、動物のおもしろさや興味を生み出す機会を作ることで、動物や自然への持続的な興味を抱く可能性がある。そこで、パフォーマンス評価や談話分析を取り入れ、主体的に学習に取り組む態度を促す取り組みを2016年と2017年の夏に開催した小学生飼育体験の中で実施した。構成主義の観点を取り入れ、参加者が持つイメージを具体化と自発的な発見を促すために、描画を飼育体験前後で行い、さらに理解の深化を図るべく、指導者との対話を取り入れた。それらを成果物や発話内容から教育効果を検証した。2016年はカバ、2017年はアムールトラを対象とした。2016年では、ワークシート(飼育体験中に発見したこと・飼育体験前後の描画)、成果物(動物解説板)、2017年では、ワークシート(飼育体験中に発見したこと、飼育体験前後の描画)、飼育体験前後の飼育員との談話の録音を調査項目とした。結果、事前に描画を行い、参加者それぞれがイメージを描いていたこと、そして飼育体験中の参加者の自発的な発見を描画に反映させることで、動物の描画は変化が見られた。指導者と参加者の間には、参加者の情意や知識を引き出す談話が見られ、それを通じ参加者はより深い学びを得る過程が見られた。カバの飼育体験では五感を用いた直接体験が参加者の着目点に影響を与えていた。トラの飼育体験では、身近な動物との比較を参加者が自発的に行っており、それが動物に対する印象をより肯定的な態度へと変化させる要因となっていた。参加者の主体性を持った飼育体験を行うことにより、動物への共感性や知的好奇心を育てることができ、自然体験の導入の場として活用ができる可能性が考えられた。

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(公社)日本動物園水族館協会の宿題調査論文が協会の機関誌「動物園水族館雑誌」に掲載されました。

京都市動物園 (2018) [宿題調査報告]動物園のチンパンジーがもつ生活スキルに関する調査:来歴:性別が行動に与える影響. 動物園水族館雑誌 第66巻第2号: 36-52
Kyoto City Zoo (2018) Prevalence of species-specific Behaviors behaviors in captive zoo-housed chimpanzees (Pan troglodytes) in Japan: Effects of rearing history and sex on behavior. Journal of Japanese Association of Zoos and Aquariums, 66(2) 36-52. (Japanese text with English abstract)

(要旨)
野生チンパンジーは,社会的にも物理的にも複雑な野生環境で生きるために必要な技術や知識,いわば「生活スキル」を身につける。しかし,飼育チンパンジーがどの程度の生活スキルをもっているのか,さらに生活スキルがどのように飼育下環境で習得されるのかについては不明なことが多い。今回,宿題調査において,チンパンジーの主な生活スキルであるベッド作り・道具使用行動・社会行動および現在の飼育環境について調査し,国内の飼育下チンパンジーの行動に関する現状把握すること,さらに来歴・性別が及ぼす影響を検討した。公益社団法人日本動物園水族館協会加盟のチンパンジーを飼育している園館42園を対象にアンケート調査をおこなった。アンケートは加盟園館専用ウェブの掲示板を通じて2015年5月に依頼し,同年8月まで各園館から217個体のチンパンジーの行動や飼育管理方法についての情報が得られた。ベッド素材を利用できる個体が93.5%,道具使用行動が見られる個体は80.6%,少なくとも3個体以上の群れで暮らしている個体は77.9%だった。調査した中で,来歴や性別との関連が見られたものがあった。ベッド作り行動は野生由来の個体が飼育生まれ個体よりも高いスキルをもっていた。一方でその他の行動に関しては,野生由来の個体のみがすぐれているわけではなく,たとえば道具使用行動は比較的飼育下生まれの,特に雌個体の方に発現が高い傾向があった。また人工保育の個体,グルーミング,交尾行動,養育行動などの発現率が低いことが示された。今後,より詳細な調査をおこなうことに加え,野生由来の個体がもつスキルを次世代に受け継いでいく工夫をおこなうことや,野生チンパンジーが示す多様な行動レパートリーの習得を促すために幼少期の物理的・社会的環境を調えることが重要である。

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職員の論文が国際学術誌(電子版)Scientific Reports に掲載されました。

伊藤英之,鵜殿俊史,平田聡,村山美穂 (2018) DNAのメチル化によるチンパンジーの年齢推定. Scientific Reports. 8: 9998
Hideyuki Ito, Toshifumi Udono, Satoshi Hirata & Miho Inoue-Murayama (2018) Estimation of chimpanzee age based on DNA methylation. Scientific Reports 8: 9998

(要旨)
In wild animal conservation, knowing the age of an individual animal is extremely beneficial. However, estimating the age is difficult for many species. Recently, epigenetics-based methods of estimating age have been reported. These studies were predominantly on humans with few reports on other animals, especially wild animals. In the present study, a chimpanzee (Pan troglodytes) age prediction model was developed based on the ELOVL2, CCDC102B, and ZNF423 genes that may also have application in human age prediction. Pyrosequencing was used to measure methylation in 20 chimpanzee blood samples and correlation between age and methylation status was calculated. Age and methylation of sites in ELOVL2 and CCDC102B were significantly correlated and an age prediction model was created using these genes. In the regression equation using only ELOVL2, the highest correlation coefficient was 0.741, with a mean absolute deviation (MAD) of 5.41, compared with the combination of ELOVL2 and CCDC102B, where the highest correlation coefficient was 0.742 and the MAD was 5.41. Although larger MADs were observed in chimpanzees than in humans based on these genes, the results indicate the feasibility of estimating chimpanzee age using DNA methylation, and can have implications in understanding the ecology of chimpanzees and chimpanzee conservation.

(日本語訳)
チンパンジーについて,DNAのメチル化を検出することによって、これまで困難と考えられてきた年齢推定を可能にした。年齢の判明している飼育チンパンジー20試料(採取時の年齢2-39才)について,ヒトで年齢とメチル化の関連が報告されている遺伝子ELOVL2,CCDC102B,ZNF423のメチル化の割合を調べたところ,ELOVL2は年齢と正の有意な相関が見られた。CCDC102BとZNF423では有意差は見られなかったが,年齢と共に減少する傾向が見られた。これらの傾向は、ヒトに関する先行研究も一致していた。8個体の20年間の比較では、メチル化割合の増減に個体差が見られた。相関が低かったZNF423を除いて、ELOVL2とCCDC102Bの2遺伝子の5か所と年齢の相関係数は0.74と高く,誤差は5.4年であった。これらの遺伝子を指標として,ある程度の年齢推定が可能と考えられる。寿命の長い種においては,対象個体の年齢や集団の年齢構成を推定することができれば,生態の解明に大きく貢献することが期待できる。

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村山美穂,横山ちひろ,山梨裕美,アレクサンダー・ワイス (2018) マーモセットの性格と幸福,体毛中コルチゾル濃度と遺伝子型の関係. Scientific Reports. 8:10255

Miho Inoue-Murayama, Chihiro Yokoyama, Yumi Yamanashi, Alender Weiss (2018) Common marmoset (Callithrix jacchus) personality, subjective well-being, hair cortisol level and AVPR1a, OPRM1, and DAT genotypes. Scientific Reports 8:10255

(要旨)
We studied personality, subjective well-being, and hair cortisol level, in common marmosets Callithrix jacchus, a small, cooperatively breeding New World monkey, by examining their associations with one another and genotypes. Subjects were 68 males and 9 females that lived in the RIKEN Center for Life Science Technologies. Personality and subjective well-being were assessed by keeper ratings on two questionnaires, hair samples were obtained to assay cortisol level and buccal swabs were used to assess AVPR1a, OPRM1 and DAT genotypes. Three personality domains—Dominance, Sociability, and Neuroticism—were identified. Consistent with findings in other species, Sociability and Neuroticism were related to higher and lower subjective well-being, respectively. Sociability was also associated with higher hair cortisol levels. The personality domains and hair cortisol levels were heritable and associated with genotypes: the short form of AVPR1a was associated with lower Neuroticism and the AA genotype of the A111T SNP of OPRM1 was related to lower Dominance, lower Neuroticism, and higher hair cortisol level. Some genetic associations were not in directions that one would expect given findings in other species. These findings provide insights into the proximate and ultimate bases of personality in common marmosets, other primates and humans.

(日本語訳)
コモンマーモセットを対象に,性格・幸福度・毛中コルチゾルレベルと遺伝子型の関連を調査した。対象となった個体は,理化学研究所で飼育されている68個体のオスと9個体のメスだった。性格と幸福度は,飼育担当者が質問紙を使って評価した。また,コルチゾルレベルを測定するために毛を収集し,AVPR1aとOPRM1,DAT遺伝子の型を判定するために口腔細胞を収集した。結果,ドミナンス・社交性・神経質傾向の3つの性格ドメインが検出された。他の種と同様,社交性の高さは幸福度と毛中コルチゾルレベルと正の相関を示し,神経質傾向は負の相関を示した。性格と毛中コルチゾルレベルは遺伝しており,遺伝子型との関連も見られた。AVPR1a の短い型は神経質傾向が低く,OPRM1 遺伝子のA111T領域の一塩基多型のAA型は低いドミナンス,低い神経質傾向,高い毛中コルチゾルレベルと関連していた。いくつかの遺伝子型との関連は,他種で報告されているものとは異なる傾向をしめしていた。今回の結果は,コモンマーモセットやその他ヒトを含む霊長類の性格を形作る基盤を説明する至近・究極要因に関して新たな視座を与えるものである。

その他印刷物

京都新聞 夕刊「現代のことば」
田中正之 (2018) 研究する動物園(2018年4月4日)
2017年度から全6回掲載。本文はこちらのページでご覧いただけます。

 
どうぶつのくに.net(www.doubutsu-no-kuni.net)
ドクター・田中正之の「Edutainment in Kyoto Zoo」
Vol.44 野生動物学のすすめ2018 (2018年5月9日掲載)

2018年12月発刊の雑誌『モンキー:霊長類学からワイルドライフサイエンスへ』(日本モンキーセンター発行),3巻3号に寄稿しました! 『野生のツシマヤマネコを訪ねる~動物園と域外保全~』山梨裕美

2018年9月発刊の雑誌『モンキー:霊長類学からワイルドライフサイエンスへ』(日本モンキーセンター発行),3巻2号に寄稿しました! 『百万頭のゾウの国とのつながり』田中正之

『モンキー』定期購読はこちら

2018年11月発刊の雑誌『科学』(岩波書店)の特集号,第88号11巻に寄稿しました!『スローロリスから見た世界』 山梨裕美

京都国立近代美術館ニュース「視る」に寄稿しました。

坂本英房 (2018) 動物園で暮らすツシマヤマネコたち-野生動物保全のために動物園ができること-(リレーコラム13). 「視る」495号(平成30年11月12日発行)
田中正之 (2018) 私の生徒たち(リレーコラム14). 「視る」496号(平成30年11月19日発行)

国際会議での発表

1. Yamanashi Y, Bando H, Ito F, Matsunaga M, Mizuno M, Shimada K, Kado R, Tanaka M, Nogami E, Hirata S (2018) Development of bed‐building behaviors in captive chimpanzees: implication for critical period hypothesis and captive management. International Primatological Society XXVII Congress (Aug. 19-25, Nairobi, Kenya). 会議の様子は生き物センターブログでお知らせしています。

2. Yamanashi Y, Sakuraba Y, Torii H, Ito F, Iwahashi N (2018) Filling the gap: an update from the Kyoto City Zoo and an invitation to the ICEE2019. 10th International Symposium on Primatology and Wildlife Science (Sep. 22-24, Kyoto, Japan)

3. Yamanashi Y, Utagawa M, Ito S, Yasui S, Nagao M, Tanaka M (2018) Tool-use as environmental enrichment for zoo-housed gorillas. International Gorilla Workshop (Oct. 27-Nov. 1, Knoxville, USA).

国内学会等での発表

1. 松島慶,山梨裕美,奥村文彦,廣澤麻里,藤森唯,寺尾由美子,佐藤良,西野雅之,土田さやか,牛田一成,早川卓志 (2018) アラビアガム給餌による飼育下レッサースローロリスの腸内細菌叢の変動. 第34回日本霊長類学会大会(2018年7月14日,東京)
2. 山梨裕美,板東はるな,伊藤二三夫,松永雅之,水野章裕,島田かなえ,門竜一郎,田中正之 (2018) 飼育チンパンジーにおけるベッド作り行動の発達プロセス. 第34回日本霊長類学会大会(2018年7月14日,東京)
3. 土田さやか,山梨裕美,早川卓志,松島慶,牛田一成 (2018) 飼育レッサースローロリスの腸内乳酸菌の特徴. 第34回日本霊長類学会大会(2018年7月14日,東京)
4. 田中正之,櫻庭陽子 (2018) ニシゴリラ幼児における系列学習と作業記憶. 第34回日本霊長類学会大会(2018年7月14日,東京)
5. 櫻庭陽子,伊藤二三夫,板東はるな,田中正之 (2018) 京都市動物園の老齢アカゲザルにおける滞在場所と気象との関連-冬季における経過報告. 第34回日本霊長類学会大会(2018年7月14日,東京)
6. Tanaka M,Sakuraba Y (2018) Age Effect in Serial Learning by Captive Primates- Acquisition of Arabic Number Sequence at Kyoto City Zoo-. 日本動物心理学会第78回大会(2018年8月28日―30日,東広島市)
7. 山梨裕美, 森村成樹,田中正之 (2018) 動物園のチンパンジーがもつ生活スキルに関する調査: 来歴・性別が行動に与える影響. SAGA21シンポジウム(2018年11月17日,熊本)
8. 板東はるな, 長尾充徳, 森村成樹 (2018) 近畿地域における飼育下チンパンジーの父系について.SAGA21シンポジウム(2018年11月17日,熊本)
9.田中正之, 櫻庭陽子,瀬古祥子 (2018) 「チンパンジーと一緒」-チンパンジーの勉強を体験できる新たな試み-.SAGA21シンポジウム(2018年11月17日,熊本)
10. 櫻庭陽子, 山田信宏, 高橋一郎, 川上文人, 高塩純一, 竹下秀子, 林美里, 友永雅己 (2018) 脳性麻痺チンパンジーにおけるまひ側を指標としたリハビリテーション評価の試み.SAGA21シンポジウム(2018年11月17日,熊本)
11. 吉田信明,塩瀬隆之, 荒蒔祐介, 岩橋宣明,田中正之 (2018) 動物園における社会教育に向けた無編集の動物映像の初期的評価.SAGA21シンポジウム(2018年11月17日,熊本)
12. 櫻庭陽子, 山田信宏, 高橋一郎, 川上文人,高塩純一,竹下秀子,林美里,友永雅己 (2019) 脳性まひの人工保育チンパンジーにおける発達支援とその評価.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)
13. 島田かなえ,高橋葵, 中原文子, 山梨裕美 (2019) 動物園におけるふれあい手法の違いがテンジクネズミの唾液中コルチゾル濃度に与える影響.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)
14. 山梨裕美櫻庭陽子,伊藤二三夫, 竹中靖典,門竜一郎 (2019) .京都市動物園におけるアニマルウェルフェア向上の取組:リスク評価と実践を組み合わせたサイクルの試行.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)
15. 岡部光太,河村あゆみ, 福泉洋樹, 石内琴音,加瀬ちひろ (2019) 冬季のキリンへの樹木給与でOral Stereotypyは減るのか?.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)
16. 土屋裕真,鹿島由加里, 八代田真人, 塩田幸弘,伊藤英之 (2018) 動物園のゾウはどれぐらい歩いているのか?.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)
17. 吉田信明,田中正之,塩瀬隆之 (2019) 動物園動物の監視カメラ映像の解析の試みとデータ活用の展望.動物の行動と管理学会2019年春季研究発表会(2019年3月30日,相模原)

 

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