野鳥を保護する箱作り

元気のない野鳥を見つけた時の応急処置について紹介します。
まずは、野鳥が安心できる環境を作りましょう!

用意するもの
 ◇収容する箱
 ◇ペットボトル
 ◇タオル
 ◇床材

ペットボトルに熱めのお湯(60℃~80℃)を7分目くらいまで注ぎキャップをしっかり閉める。
野鳥が直接ペットボトルに触れないように、ペットボトル全体をタオルで包む。
箱の中で滑らないように、また糞などが体について汚れたりするのを防ぐために、ティッシュペーパー、新聞紙など床材を敷き詰める。

箱の大きさ


ある程度動ける空間があれば大丈夫です。(あまり大きい箱だと暴れてしまうので、体のサイズに合わせたものを選びます。)
寒い時はペットボトルの近くに寄り、暑い時はペットボトルから離れられるようにしてあげましょう。

飲み水

水をこぼして体が濡れると、体温を奪われてしまうため、状態が良くなるまで、餌や水は入れないでおきましょう。

空気穴

沢山空気穴を作ると、箱の中が明るくなって落ち着けません。空気穴は少しだけ開けるようにしましょう。

《気を付けて!!》
・鳥カゴでは野鳥は暴れて羽根を痛めてしまう事があるので、ダンボールに収容してください。使い終わった後には捨てられるので衛生的です。
・「暖かく・暗く・静か」な環境を作ってあげましょう。頻繁に覗くとストレスで弱ってしまうこともあります。できるだけ箱を動かさず、静かにしてあげて下さい。
・蓋はしっかり閉めましょう。箱の中の暖かい空気が逃げるのを防ぐほか、脱走も防げます。様子を見るときは、野鳥に攻撃されないよう注意してください。