京都市動物園では,琵琶湖水系に生息している希少淡水魚のイチモンジタナゴの飼育下繁殖及び噴水池への放流を目指す活動を,地域住民をはじめとする市民の皆様と行っています。
その活動の一つとして,2016年に「守れ!イチモンジタナゴ!!プロジェクト」をスタートさせ,以来毎年継続して実施しています。
今年も,以下のとおり「守れ!イチモンジタナゴ!!プロジェクト2021」を実施し,参加者を募集いたしますのでお知らせします。
※イベントについては,新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を十分に講じたうえで実施いたします。なお,今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては,日程等を変更する場合がございます。その際は,速やかにお知らせします。
1 実施日時
令和3年4月~7月の第3土曜日(4月17日,5月15日,6月19日,7月17日)
全日とも午後1時30分から約2時間。
※全4回のプロジェクトとなっており,全実施日に参加していただきます。
2 実施場所
京都市動物園内 噴水池 ほか
3 対象者及び募集人数
小学3年生以上15名
4 内容
⑴ イチモンジタナゴの観察
⑵ 生物調査
⑶ 環境教育
5 参加費
無料 ※入園料は必要です。
6 募集方法
⑴ 募集期間 令和3年2月12日(金曜日)~3月28日(日曜日)
⑵ 応募方法 メール ikimonomanabi@city.kyoto.lg.jp又は
FAX 075-752-1974
⑶ 必要事項
ア 催し名「守れ!イチモンジタナゴ!!プロジェクト2021」参加希望
イ 参加者全員(4名まで連名可)の「氏名・年齢」
ウ 代表者(未成年は保護者)の「氏名・電話番号」
※応募は1グループ1通まで。申込多数の場合は抽選となります。
※プロジェクト活動中は,保護者や他のお子さんも含めて対象者以外の方の付添いはできませんので,御了承ください。
7 備考
来園される際は,新型コロナウイルス感染症を予防するため,「新しい生活スタイル」の実践をお願いします。
【感染防止の3つの基本】
⑴身体的距離の確保 ⑵マスクの着用 ⑶手洗い
併せて,京都市新型コロナあんしん追跡サービスへの登録に御協力をいただきますようお願いいたします。
(参考)イチモンジタナゴ(コイ目コイ科 学名:Acheilognathus cyanostigma)
琵琶湖淀川水系などに分布するタナゴの一種で,体側の青い線が「イチモンジ」の由来。メスは産卵管が伸びて二枚貝に産卵する。河川改修や,オオクチバス,ブルーギルなど外来種の影響で個体数が減ってきている。
絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドデータブック,2013)
絶滅寸前種(京都府レッドデータブック)
イチモンジタナゴ
プロジェクトの様子
2018年11月12日,京都市動物園と(公財)山階鳥類研究所は,双方の野生動物に関する研究及び教育の事業を更に発展させるため,連携協定書を締結しました。
同協定の締結を記念して,下記のとおり連携記念講演会を開催しますので,お知らせします。3年目となる今回は,同研究所自然誌研究室研究員の齋藤 武馬(さいとう たけま)氏から,小笠原諸島固有種となったオガサワラカワラヒワについてお話しをしていただきます。
また,同研究所を紹介する「ポスター展」も併せて開催します。
(1) 日時 2021年(令和3年)2月13日(土) 午後2時~3時
(2) 会場 京都市動物園 レクチャールーム (定員 50名)
※事前申し込み制。先着順。
(別途,動物園の入園料は必要です)
(3) 講演者 齋藤 武馬 (公財)山階鳥類研究所自然誌研究室研究員
(4) 内容
「絶滅寸前?! オガサワラカワラヒワの生態と保全」
オガサワラカワラヒワはカワラヒワの亜種であり,小笠原諸島固有の亜種と考えられてきましたが, DNAや形態の違いから別種(固有種)であるという研究結果が2020年に発表されました。また,近年個体数が減少し,絶滅の危険性が高まっています。オガサワラカワラヒワはどんな鳥なのか,遺伝的,形態的特徴から解説するとともに,減少している個体数の現状やその原因についても保全の立場から紹介します。
(5) 参加費 無料(動物園入園料は必要です。)
(6) 定 員 40名(申込先着順)
(7) 申込方法
ア 応募方法 メール ikimonomanabi@city.kyoto.lg.jp
又は FAX 075-752-1974
イ 必要事項 件名「山階鳥研講演会 参加希望」本文に,参加者の氏名(複数名の場合は全員の氏名),電話番号。
ウ 募集期間 令和3年1月9日(土曜日)~2月12日(金曜日)
(7) 主催 京都市
(8) 共催 (公財)山階鳥類研究所
(9) お問合せ
京都市動物園 総務課(電話:075‐771‐0210)
※午前9時から午後5時まで。ただし動物園休園日を除く。
小笠原諸島(撮影:小笠原自然文化研究所)
オガサワラカワラヒワ(撮影:向哲嗣)
齋藤武馬氏
DNA実験(齋藤武馬氏)
本講演に関して,山階鳥類研究所のプレスリリース記事があります。
日本固有の鳥が 1 種増える!? ―海洋島で独自に進化を遂げた希少種オガサワラカワラヒワ―
山階鳥類研究所 プレスリリースのページ(5月27日に該当の記事あり)
山階鳥類研究所発行のプレスリリース記事(PDF形式,3.2MB)
【参考】本市と(公財)山階鳥類研究所との連携について
「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定」を平成30年11月12日に締結。野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」,「環境教育」を実践する場としての機能充実を目指す「京都市動物園」と,動物特に鳥類に関する総合的研究を行い,我が国の文化や科学の発展,生物多様性の維持,地球環境の保全に取り組む「(公財)山階鳥類研究所」とが連携し,野生動物の理解,保全,共生に向けた取組を連携して行うことを目的とするもの。
平成30年度以来,毎年1月に連携記念企画展を実施しており,昨年度は,令和2年1月24日に連携記念シンポジウムとポスター展を実施している。
※詳しくは,連携事業のページをご覧ください。
この度,京都市動物園と(公財)山階(やましな)鳥類研究所との連携記念企画展(講演会とポスター展)を開催しますので,以下のとおり,お知らせします。
「講演会」では,同研究所研究員の齋藤 武馬(さいとう たけま)氏から,小笠原諸島固有種となったオガサワラカワラヒワについてお話しをしていただきます。
また,同研究所を紹介する「ポスター展」も併せて開催します。
※イベントについては,新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を十分に講じたうえで実施いたします。なお,今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては,日程等を変更する場合がございます。その際は,速やかにお知らせします。
1 記念講演会
(1)日時 令和3年2月13日(土曜日) 午後2時~午後3時
(2)会場 京都市動物園 レクチャールーム
※広域の移動を避けるために,講演者である齋藤氏には,オンラインミーティングシステムのZoomを通して講演をしていただきます。
(3)内容
テーマ 「絶滅寸前?! オガサワラカワラヒワの生態と保全」
講演者 齋藤 武馬 氏 (公財)山階鳥類研究所自然誌研究室研究員
【講演者コメント】
オガサワラカワラヒワはカワラヒワの亜種であり,小笠原諸島固有の亜種と考えられてきましたが, DNAや形態の違いから別種(固有種)であるという研究結果が2020年に発表されました。また,近年個体数が減少し,絶滅の危険性が高まっています。
オガサワラカワラヒワはどんな鳥なのか,遺伝的,形態的特徴から解説するとともに,減少している個体数の現状やその原因についても保全の立場から紹介します。
(4)参加費 無料(動物園入園料は必要です。)
(5)定員 50名(申込先着順)
(6)申込方法
ア 応募方法 メール ikimonomanabi@city.kyoto.lg.jp又は FAX 075-752-1974
イ 必要事項 件名「山階鳥研講演会 参加希望」本文に,参加者の氏名(複数名の場合は全員の氏名),電話番号。
ウ 募集期間 令和3年1月9日(土曜日)~2月12日(金曜日)
(7)主催 京都市
(8)共催 (公財)山階鳥類研究所
2 山階鳥類研究所を紹介するポスター展
(1)期間 令和3年1月19日(火曜日)~令和3年2月14日(日曜日)
(2)会場 京都市動物園 イーストギャラリー
(3)内容 (公財)山階鳥類研究所の歴史や最近の研究成果についてのポスター形式での発表,研究対象の鳥類の写真を展示
3 お問合せ
京都市動物園 総務課(電話:075‐771‐0210)
※午前9時から午後5時まで。ただし動物園休園日を除く。
【参考】本市と(公財)山階鳥類研究所との連携について
「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定」を平成30年11月12日に締結。野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」,「環境教育」を実践する場としての機能充実を目指す「京都市動物園」と,動物特に鳥類に関する総合的研究を行い,我が国の文化や科学の発展,生物多様性の維持,地球環境の保全に取り組む「(公財)山階鳥類研究所」とが連携し,野生動物の理解,保全,共生に向けた取組を連携して行うことを目的とするもの。
平成30年度以来,毎年1月に連携記念企画展を実施しており,昨年度は,令和2年1月24日に連携記念シンポジウムとポスター展を実施している。
オガサワラカワラヒワ(オス成鳥)
この度京都市動物園では,来年度の動物園の顔となる動物を決定する,「6代目アニマル園長選挙」を以下のとおり実施しますのでお知らせします。
皆様の清き1票をお待ちしています。
1 投票期間
令和3年2月2日(火曜日)~3月7日(日曜日)
2 投票場所
京都市動物園内
正面エントランス レクチャールーム前
3 出馬する動物
今回の選挙は,来年の干支,丑年にちなんだ動物が出馬します。ウシは偶数の蹄をもつ動物である「偶蹄目」に分類されていますので,京都市動物園で飼育している偶蹄目の中から6種7個体(ホンシュウジカのチョイとマチは合同で出馬)を選出しました。年齢は投票期間中の年齢です。
ヤギの颯和(サワ)(メス,1才)
ヒツジのチョコ (メス,10才)
キリンのメイ(メス,7才)
カバのツグミ(メス,33才)
ゴーラルのホンホン (メス,16才)
ホンシュウジカのチョイ(メス,年齢不詳,来園して5年)
マチ(メス,年齢不詳,来園して5年)
4 内容
飼育員が作成した選挙ポスターを投票場所に掲示し,来園者の皆様に投票していただきます。投票数の一番多かった個体が来年度のアニマル園長になります。
5 結果発表
(1)発表日 令和3年3月27日(土曜日)
(2)方法 正面エントランス レクチャールーム前に掲示,動物園ホームページに掲載(http://www5.city.kyoto.jp/zoo/)
6 参加費
無料(動物園入園料は必要です。)
ヤギの颯和(サワ)
ヒツジのチョコ
キリンのメイ
カバのツグミ
ゴーラルのホンホン
シカのマチ(左)とチョイ(右)
ゴリラたちが毎日使っている「ゴリラのおうち」のグラウンド。野生のゴリラが住んでいる森に少しでも近づけるために,以前からイベントで皆さんに木を植えていただいたり,担当者が園内の他の場所から木を植え替えたりしてきました。しかし,ゴリラたちが折ったり抜いたりしてしまうこともあり,なかなか緑が増えないのが現状です。少しでも緑を増やすため,継続してたくさんの樹木を植え続けることが必要です。
そこで,グラウンドに植える樹木を募集したいと思います。樹木を持参いただいた方には,記念品をプレゼントします。持参いただいた樹木は,担当者がゴリラのおうちのグラウンドに植樹します。なお,今年度はこれまで毎年行っていた「ゴリラのお庭に木を植えよう」のイベントは,新型コロナウイルス感染症の感染予防のため行いません。
グラウンドに木がたくさん育つことで,ゴリラたちが隠れる場所が増えたり,木で遊ぶ機会が増えたりと,ゴリラたちがより快適な環境で過ごせるようになります。お家のお庭にある不要な樹木などがありましたら,是非このプロジェクトに御協力よろしくお願いします!
受付期間
令和2年12月1日(火)~令和3年3月31日(水)
参加方法
・事前にメール(kyotoshi-doubutsuen@city.kyoto.lg.jp)で,「代表者の氏名,電話番号,樹木の種類及び本数,樹木を持ってきて頂ける日時」を御連絡ください。受け取りの詳細を調整させて頂きます。
・ゴリラのおうちに樹木を持ってきて頂き,記念品をお渡しします。(記念品は1組につき1つとさせて頂きます。)
・樹木の受け取りは,開園時間中とさせて頂きます。
・1回に受け取り可能な樹木の本数は,5本までです。
樹木について
大きさについては,高さ1メートル以上で,御自身で持運びができるもの。種類については,なるべく耐寒・耐暑性のあるものでお願いします。
⑴ 植樹に適している種類
ア ゴリラ舎に植えられている代表的なもの
ニッケイ,ゲッケイジュ,モチノキ,アオキ,マサキ,モクセイ,ウバメガシ,ツゲ,
ネズミモチ,トウネズミモチ,柑橘類,シュロ,ニオイシュロラン,キミガヨラン,モミ,ヒノキ,スギ,マメ科植物,
ベリー類,アンズ,グミ等
イ 植樹に適しているがゴリラが食べてしまう可能性が高いもの
ビワ,クワ,ヤナギ類,アラカシ・シラカシ・クヌギ・コナラなどドングリの成る木
⑵ 植樹に不適な種類
ア 葉や実等が有毒なもの
レンゲツツジ,ナンテン,ザクロ,シャクナゲ,イチョウ,クルミ,ウルシ等
イ 害虫が発生しやすいもの
ツバキ,サザンカ,チャ等
その他
・植樹した木をニシゴリラが抜いたり,枝を折ったりすることで,樹木が枯れてしまう場合がありますが,御了承ください。
・木が無事に成長することを最優先とするため,観客通路から御覧いただける位置に植樹できない場合があります。
昨年植樹した木で遊ぶキンタロウ