研究推進員 工藤宏美
生き物・学び・研究センター
工藤 宏美
最終学歴: 東京学芸大学 連合学校教育学研究科 学校教育学専攻
学 位: 博士(学術)2012年
職 歴: 2014年5月―2016年12月 東京大学空間情報科学研究センター 特任研究員
2017年1月―2019年12月 東京大学大気海洋研究所/日本学術振興会 学振特別研究員(RPD)
動物園では、人や動物の安全・福祉のために動物たちを見守るシステムが稼働しています。そこで記録された映像や音を再利用することで、人間活動に対して動物の振るまい方にどのような個体差があるかを調べます。この個体差を個性と捉え,個性に焦点を当てた保全手法の開発や飼育環境の改善につながる研究を行いたいです。また、動物だけにフォーカスするのではなく、一見関連のない社会課題との繋がりを見つけ、様々な分野での応用課題に発展させることも視野にいれています。
【最近の業績】
Kudo, H., Nishizawa, H., Uchida, K., & Sato, K. Boldness–exploration behavioral syndrome in wild sub-adult green sea turtles caught at Oita, Japan. Applied animal behavior science, Vol.236,105216 (2021). DOI: https://doi.org/10.1016/j.applanim.2021.105216
Kudo, H., Okuyama, W. M., Sakamoto Q. K., Uchida, K., & Sato, K. Serotonin-manipulated juvenile green sea turtles (Chelonia mydas) exhibit reduced fear-like behavior. Endangered Species Research, Vol.46,185-191 (2021). DOI: https://doi.org/10.3354/esr01153