京都市動物園における研究成果(2021年度)

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2021年度の成果発表をまとめました。(2022年4月1日更新)

著 書

齋藤美保 (2021) 「新・動物記1 キリンの保育園 タンザニアでみつめた彼らの仔育て」(黒田末壽・西江仁徳 編) 発行: 京都大学学術出版会, 296ページ. ISBN:9784814003334
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長尾充徳 (2021) 「ゴリラのきずな ~京都市動物園のゴリラファミリー観察記~」 発行:くもん出版, 128ページ. ISBN: 978-4-7743-3177-5
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論 文

●Okabe, K., Fukuizumi, H., Kawamura, A., Kase, C., & Uetake, K. (2022). Effects of browsing enrichment associated with the temperature–humidity index a nd landscaping trees in giraffes (Giraffa camelopardalis reticulata). Journal of Thermal Biology, 103190.https://doi.org/10.1016/j.jtherbio.2022.103190
温湿度指数と景観樹に関連したキリンの樹木採食 エンリッチメントの効果

飼育下キリンの生活環境は,種固有の行動を促し,採食行動を延長することで改善する ことが可能である。しかし,これまで気候(温湿度指数:THI)および環境要因(景観樹 )が採食エンリッチメントに与える影響については研究されていなかった。そこで,本 研究では,樹木給与エンリッチメントが飼育下キリンの舐める行動に及ぼす影響につい て検討した。2019年5月から2020年2月にかけて,京都市動物園のキリン3頭を2シーズン 連続(落葉前・落葉後)で270時間観察した。全体として,枝の採食行動と舐める行動は 弱い負の相関があった。落葉前期では,THIはキリンの活動と有意かつ負の相関を示し, 一部の個体では採食行動が有意に減少した。したがって,酷暑下での樹木給与エンリッ チメントはキリンの飼育環境を改善に寄与しない可能性が考えられた。さらに,景観樹 の葉が少なくなる落葉期以降では、キリンの非枝採食行動が有意に増加し、それに伴い 舐める行動も有意に増加した。したがって,景観樹は飼育下のキリンの採食行動に影響 を与える可能性が考えられた。

●Anzai W, Ban K, Hagiwara S, Kako T, Kashiwagi N, Kawase K, Yamanashi Y,Murata K. Quantifying the 60-Year Contribution of Japanese Zoos and Aquariums to Peer-Reviewed Scientific Research. Animals. 2022; 12(5):598.https://doi.org/10.3390/ani12050598
日本の動物園・水族館が60年間で行ってきた研究についてのレビュー
Featured paper(主要な論文)のひとつに選ばれました!

動物園・水族館は、娯楽施設から生物多様性保全のための拠点へと移行している。この転換を図るためには、絶滅危惧種の生態解明や飼育動物の環境改善など、科学的な研究が不可欠である。世界の動物園水族館が発表する研究論文数の動向を調査し、その数は過去数十年にわたり増加していることが示されている。しかし日本の動物園の動向についてはあきらかになっていなかった。そこで今回、日本の動物園水族館でも研究活動が発展しているのか、過去 62 年間の論文数の推移を調べた。結果,動物園水族館で発表された論文数が増加傾向にあることがわかった。その結果、1990 年頃から論文数が大幅に増加し、研究分野も多様化していることがわかった。しかし、約4分の1の機関が論文を発表していないこと、動物園の研究対象が飼育哺乳類に偏っていること、水族館では動物福祉に関する研究がほとんど行われていないことなど、課題も見受けられた。これらの課題を解決することが、日本の動物園・水族館のさらなる飛躍につながると考えています。

Yasui, S., & Idani, G. (2022). Characteristics of social relationships in a group of captive Asian elephants (Elephas maximus) in the elephant village in Thailand. Animal Behavior and Cognition, 9(1), 89-105. https://doi.org/10.26451/abc.09.01.08.2022
タイのゾウの村における飼育下アジアゾウ集団の社会関係の特徴

アジアゾウは,野生では母系の集団を中心とする複雑な離合集散型の社会を形成している。一方,飼育下では血縁のないメスたちが同じ集団で暮らし,社会関係を築いている。飼育下でのゾウの福祉向上のためには,メス間の社会関係を知ることも重要である。本研究では,ソーシャルネットワーク分析を用いて飼育下のメスのアジアゾウの社会関係を明らかにすることを目的とした。タイのスリン県にあるゾウ研究センターで過ごす13頭の飼育下アジアゾウを対象として,ペアごとの親和的行動の頻度の違いを調べた。集団のメンバー間のつながりという点では,集団により長く在籍している個体がより中心的な役割を果たしていることが分かった。メンバー間のつながりの強さに関しては,集団のメンバーの中で特定の2個体が重要な役割を果たしており,この2個体を取り除くシミュレーションを行うと集団全体のつながりに影響があるということも明らかになった。これらの結果から,個体の年齢にかかわらず,集団に長く在籍していて他のメンバーとの関係を築いてきている個体は,よりうまく社会的なつながりを形成する傾向があることが明らかになった。さらに,若く,頻繁に親和的行動を示す個体がいることが,メンバー間のつながりの強さ,ひいては集団全体の結束力の面において重要である可能性が示唆された。

Okabe, K., & Matsunaga, M. (2021). Impacts of an elderly lion Panthera leo exhibition at Kyoto City Zoo, Japan, on the perceptions, attitude, and behaviours of zoo enthusiasts. Journal of Zoo and Aquarium Research9(4), 266–272. https://doi.org/10.19227/jzar.v9i4.630
日本の動物園における高齢動物の展示は、「動物愛護」という文化的概念から、来園者の関心を集める可能性がある。来園者の行動変容を促すためには、来園者が動物と個人的なつながりを形成することが重要であるが,高齢動物の展示が動物園の来園者に与える影響は明らかではない。そこで本研究では、京都市動物園における高齢ライオン(25歳、2021年1月に自然死)の展示について、動物園来園者を対象に調査を行った。この動物の看取りと追悼が来園者に与える影響を調べるため、動物の死後に実施した追悼イベントに参加した来園者にアンケートを配布した。アンケートには、選択式項目(性別、年齢、動物園に行く頻度、期間、動物飼育の経験、死別の経験)と、自由記述(展示の感想、生活スタイルの変化)が含まれていた。行動の変化と選択式項目の関連付けには Χ2検定を、自由記述の分析にはテキストマイニングを用いた。アンケート(n=140)には,来園者が高齢個体の展示を自分自身の反省や人生を振り返る機会としたことが示されていた。動物園の来園頻度と、行動変化の自己報告の有無には、有意な関係が見られた。一方で,少数ながら動物園や動物に積極的に関わろうとする行動の自己報告が認められた。これらの結果から、高齢動物の展示や死は、動物園来園者にとって動物との個人的なつながりを形成する機会となり、行動変容の促進に有効であることが示された。このような来園者の関心を生かすために、動物園は保全活動などのメッセージを積極的に発信することが重要である。

●岡部光太, 松永雅之.(2021) 高齢個体安楽死に対する動物園ファンの意識 ー京都市動物園のライオン展示を例にー. ヒトと動物の関係学会誌, vol.59, 51-57.
動物園動物の飼育技術の向上に伴い,自然界での平均を大きき超える高齢個体が珍しくなくなっている。そして,状況によっては安楽死を考えなければならない。教育施設である動物園において,来園者は欠かせない要素である。動物のQoL(生活の質)が低下していく中で,動物の管理者は来園者に対しどう向き合えばいいのか。その判断材料として,高齢ライオンの展示についてアンケート調査を行った。主たる回答者は来園頻度が高く,また40代以上の女性となった。本事例において,当該個体は安楽死を行わなかったが,それに賛同する意見が多かった。その意思決定については,来園頻度と安楽死の価値観に有意な関係が見られた。また,日本人の持つ殺生を嫌う気質もアンケートに表出していた。高齢化や安楽死についての来園者の理解を求める手段として,科学的なQoLの評価と日常的な情報発信の重要性が考えられた。

●チンパンジーを対象として,映像を用いた新規のエンリッチメントを開発し,それを評価しました。アーティストの人長果月さんらとの共同研究です。映像の変化が若いチンパンジーたちにとっては,ポジティブな感情も引き出すものであることがわかりました。
Yamanashi, Y., Hitoosa, K., Yoshida, N., Kano, F., Ikkatai, Y., Sakamoto, H. (2021) Do chimpanzees enjoy a virtual forest?: A pilot investigation of the use of interactive art as a form of environmental enrichment for zoo-housed chimpanzees. Special issue ” Primatology in Zoos: Cognition, Behavior, and Welfare”, American Journal of Primatology, e23343. https://doi.org/10.1002/ajp.23343

【要旨】動物園の動物福祉向上のために環境エンリッチメントが欠かせない。エンリッチメントに近年の技術の進歩を組み合わせることは,これまでのエンリッチメントにあった時間的・空間的制約などの課題を改善するのに貢献すると考えられます。本研究では、映像を用いた環境エンリッチメントを制作し,それが環境エンリッチメントのひとつとして機能するかどうかを調査した。インタラクティブな映像をプロのアーティストが製作し,京都市動物園の屋内運動場に設置した。ブイに加速度センサーを埋め込み,また天井に赤外線近接センサーを設置することで,チンパンジーが映像に触ったり,ブイを動かしたりすることで映像が変化する仕組みを作った。それを評価するため,2020年3月16日から20日にかけて、チンパンジーの群れ全体(6頭)を観察し、行動を記録した。2020年3月16日から20日の間、チンパンジー(6個体)を観察して行動を記録し(コントロール条件),その後2020年3月21日~29日に映像を提示した条件での行動を記録した(実験条件)。行動の記録は、直接観察とビデオ撮影で行った。結果として,チンパンジーは実験条件では,コントロール条件に比べて屋内運動場の滞在時間が長くなった。実験期間中の行動量に大きな変化は見られなかった。また期間中に、飽きたという証拠はなく,若いチンパンジー2個体を中心に頻繁に利用が確認された。これらの若いチンパンジーは時折,プレイフェイスも表出した。これらの結果から、個体差はあるもののチンパンジーが食物報酬なく映像の変化を「楽しむ」ことがあきらかになった。

野生マレーバクによる塩場利用:塩場での行動と社会的相互作用
Tawa, Y., Sah, S.A.M., Kohshima, S. (2021) Salt-lick use by wild Malayan tapirs (Tapirus indicus): behavior and social interactions at salt licks. European Journal of Wildlife Research volume 67, Article number: 91. https://doi.org/10.1007/s10344-021-01536-9

【要旨】半島マレーシアのBelum-Temengor森林地区において,赤外線センサーカメラによりマレーバクの塩場利用と塩場周辺での行動を記録し、本種の生態・行動のさまざまな側面を調査した。408日の調査期間中、塩場の水を飲む様子が頻繁に観察されたことから、本種はおもにミネラル補給などの生理学的理由で塩場を訪れていると考えられた。本種は単独で、またはオス-メスのペアで塩場を訪れており、同性どうしのペアが撮影されたことはなかった。耳の切れ込みなどの特徴から個体識別を行い、計13個体を識別した。それによって、塩場付近では複数個体の行動圏が重なっていることが判明した。さらに、一晩の間に塩場を訪れた個体の記録から、1個体のみ、あるいは1組のオス-メスペアのみが丸一晩塩場を占有することが示唆された。塩場の数は限られるので複数個体が共通で利用するが、とりわけオスどうし、メスどうしは塩場で鉢合わせすることのないように行動していると考えられた。本研究によって、塩場が本種の生存にとって重要であることが示唆され、また、今後の研究につながるであろう本種の生態の新たな一面を知ることができた。

●単独飼育から複数頭飼育に伴うスローロリスのメスの行動変化
Alejandro J, Yamanashi Y, Nemoto K, Bercovitch FB, Huffman MA. Behavioral Changes of Solitary Housed Female Pygmy Slow Lorises (Nycticebus pygmeaus) after Introduction into Group Enclosures. Animals. 2021; 11(9):2751. https://doi.org/10.3390/ani11092751
違法なペット取引で押収されたピグミースローロリスのほとんどが,野生に戻すことができず,一生飼育されることになる。野生のピグミースローロリスは,他の霊長類に比べて,体の大きさに比べて生息域が広く,単独で活動する時間が長いと言われている。飼育下での動物福祉を向上させるうえで同種他個体の存在がどのように影響するかを検証するために,物理的・社会的環境変化の前後の行動を評価した。結果として,十分なスペースがあるにもかかわらず,すべてのメスは単独ではなくペアで寝ることを選び,高い頻度で社会行動が観察された。これらの結果からピグミースローロリスのメスは,一般的に考えられているよりも社会性が高く,同種の動物と一緒に飼育することは,飼育下での動物福祉向上のために有益であると考えられた。

●霊長類の違法取引と大型類人猿のエンターテイメント利用に専門家としてどう向き合うか. 霊長類研究,
山梨 裕美, 徳山 奈帆子, 赤見 理恵, 松阪 崇久, 北出 智美, 徐 沈文, 林 美里, 白井 啓, 諸坂 佐利. (2021). advpub. doi:10.2354/psj.37.007
動物福祉や保全への意識が高まる現代においては,野生動物を飼育するうえで,飼育する動物及びその本来の生息地に負担を与えないことが飼育の前提となってきている。しかし,現在でも動物福祉や生息地保全の観点から問題となる事例も存在する。大型類人猿のエンターテイメント利用と,霊長類のペット取引について,動物福祉・保全の観点から専門家から多くの問題が指摘されてきた。大型類人猿のエンターテイメント利用に関しては,幼少期の不必要な母子分離を引き起こしやすいことや,それに伴い群れ飼育との両立が難しいこと,種本来の行動習得ができなくなることなど,動物福祉の観点から問題点がある。さらに,絶滅危惧種である大型類人猿が擬人化された形で見せられることで,絶滅危惧種としての認識がさがるといった環境教育の観点からも問題が指摘されている。また,ペットのための違法取引が,スローロリスやマーモセット類など野生霊長類の個体数減少に寄与していることが知られている。その取引の現場では動物が死ぬことも多く,人獣共通感染症につながる怖れもある。残念なことに,日本にその多くが輸入されている実態などが明らかとなっている。こうした問題に対して,研究者個人やそのグループが,その実態を把握したり,問題提起したりするなどを行ってきた。しかし,動物・人の生活や感情が複雑に絡み合うこれら問題について具体的に十分な対応がなされているとはいいがたい。第36回日本霊長類学会オンライン大会でこれらの事項に関連した自由集会を開催した。大型類人猿のエンターテイメント利用や霊長類の違法取引に関する近年の動向やそれに対して行った活動について話題提供を得て,その後,コメンテーターを含めてこれらの問題について議論を行った。本稿では最初に話題提供者とコメンテーターの講演内容の要点をまとめる。その後,さらに参加者からの意見を含めて今後の方向性について議論したい。

●チンパンジーのアイトラッキングの実験の結果が国際誌に出版されました!京都大学との共同研究です。
Great apes’ understanding of biomechanics: eye-tracking experiments using three-dimensional computer-generated animations. Primatesdoi
Sato, Y., Kitazaki, M., Itakura, S., Morita, T., Sakuraba, Y., Tomonaga, M., & Hirata, S. (2021)

●環境エンリッチメントアイテムの複雑化と行動レパートリーに関する調査-環境エンリッチメントの簡易評価を目的として,アムールトラを例に-.
岡部光太,松永雅之,滑川芽衣,植竹勝治(2021) 動物園水族館水族館雑誌63巻1号, 14-19.
環境エンリッチメントの簡易評価のため,第一著者は先行研究で行動多様化に着目し,動画等記録から,提示アイテムと行動の各種数に正の相関関係を確認した。本研究では,関係の検証のため,実験的に提示アイテムと発言した行動の関係を調査した。結果,アイテム数の増加に伴い,行動種数は有意に増加した。一方,アイテムの利用割合や行動に個体差が見られたため,飼育記録等の併用により,効果的に実施できる可能性が考えられた。

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学会発表・講演

●岡部光太,松永雅之 (2021) 高齢個体安楽死に対する動物園ファンの意識 ―高齢ライオンの展示を例に―.令和3年度公益社団法人日本動物園水族館協会近畿ブロック飼育係研修会. (2021年6月30日, 白浜アドベンチャーワールド, オンライン)
●田中正之 (2021) コロナ禍における動物園の感染防止対策:動物,スタッフ,来園者が感染しないためにできること.第37回日本霊長類学会大会 自由集会4「WITHコロナ時代におけるサルとの適切な接し方について考える」(2021年7月16日,岡山理科大学, オンライン)
●山梨裕美, 鵜殿俊史,平田聡(2021) ストレスは飼育チンパンジーの健康状態に影響を与えるか?:毛中コルチ ゾル・心疾患リスクファクター・アロスタティックロードに関する探索的分析 Does stress affect health parameters of captive chimpanzees (Pan troglodytes)?: analyses of hair cortisol level, cardiovascular risk factors and allostatic loads. 第37回日本霊長類学会大会(2021年7月17-18日,岡山理科大学, オンライン)
●田中正之 (2021) 高齢テナガザルにおける系列学習記憶の長期間保持. 第37回日本霊長類学会大会(2021年7月17-18日,岡山理科大学, オンライン)
●櫻井ひかり,楠田哲士,土井守,清水勲,下康浩. (2021). 日本国内の飼育下雌キリンにおける糞中プロジェステロン含量を指標とした繁殖生理状態一斉調査ー10年の比較. 野生動物保全繁殖研究会 (2021年8月20日,オンライン大会)
●田中正之 (2021) 京都市動物園のはてな?:動物園とSDGs(持続可能な動物園をめざして). さすてな講座(2021年7月25日, さすてな京都,京都市).
●田中正之 (2021) 自然への扉としての動物園-さまざまな機関との連携を活かした取り組み-. 京都府立大学新自然史科学創生センター設立記念公開シンポジウム(2021年8月7日, 京都府立大学,京都市).
●田中正之 (2021) テナガザルはいつ鳴くか?-認知課題と並行して発声オペラントを強化した場合の条件間の差の検証-. 動物の行動と管理学会2021年度研究発表会(2021年9月10日, オンライン).
●山梨裕美,松阪智子,黒田恭子, 島田 かなえ, 荒蒔 祐輔, 瀬尾亮太, 井上 啓. (2021) 飼育アジアゾウにおける夜間グラウンド開放に伴う変化:動物福祉のリスク評価と動物の行動評価を併用した検討. 動物の行動と管理学会2021年度研究発表会(2021年9月10日, オンライン).
●石田郁貴, 山梨裕美, 堀泰洋, 矢用健一, 小針大助 (2021) マレーバクにおける心拍センサーを用いた穿刺ストレスの評価,. 動物の行動と管理学会2021年度研究発表会(2021年9月10日, オンライン).
●戸澤あきつ, 加藤京, 島田かなえ, 山梨裕美 (2021) 飼育下におけるヤブイヌ(Speothos venaticus)の妊娠時期による行動変化. 動物の行動と管理学会2021年度研究発表会(2021年9月10日, オンライン).
●岡部光太, 福泉洋樹, 河村あゆみ, 加瀬ちひろ, 植竹勝治(2021) キリンへの樹皮による採食エンリッチメント効果の季節変変化. 動物の行動と管理学会2021年度研究発表会(2021年9月10日, オンライン).
●Yumi Yamanashi, Tomoko Matsusaka, Nobuaki Yoshida (2021) Combining different animal welfare assessment methodologies to imp rove welfare of a Japanese black bear: human ratings and behavioural observation s by humans and AI 異なる動物福祉評価方法を組み合わせてニホンツキノワグマの福祉を向上させる:人間に よる評価とAIによる行動観察. International Society for Applied Etholgy 2021 (2021年8月2日‐6日 オンライン).
●Kota okabe (2021) Psychological and behavioral changes of visitors caused by the exhibit of geriatric individuals and their deaths. 高齢個体の展示や死が来園者の心理・行動に与える影響. EAZA International conservation Education Conference 2021. (2021年10月9日, オンライン)
●Hideyuki Ito, Nobuyoshi Nakajima, Manabu Onuma, Miho Murayama (2021) The genetic diversity, structure and demographic history in Tsushima leopard cat (Prionailurus bengalensis euptilurus). 第27回日本野生動物医学会大会・第14回アジア保全医学会大会. (2021年9月21日~24日,北海道大学 オンライン大会).
●伊藤英之.(2022) ツシマヤマネコの遺伝子解析.環境推進費公開シンポジウム「知りたい!ツシマヤマネコ保全の最前線」.(2022年2月5日,オンライン)
●岡部光太,河村あゆみ.(2022)高齢個体に対する来園者の思いは保全に結び付くか?. 第62回日本動物園水族館教育研究会. (2022年1月29日~30日).
●土手結月, 松浦有花, 高野華花, 奥村逞人, 石井愛夏, 池田義知, 佐々木伶奈, 徳山奈帆子, 赤見理恵, 山梨裕美. (2022) スローロリスを題材とした教育教材の評価:高校生を対象とした調査. 第62回日本動物園水族館教育研究会. (2022年1月29日~30日).
→優秀ポスター賞を受賞しました!!(高校生が筆頭の研究発表です。)
●土佐祐輔,中川 大輔,山村 悠子,岡橋 要. (2022). アジアゾウ飼育群で発生した重度食欲不振について.第28回動物園水族館獣医師臨床研究会.(2022年2月4日,オンライン大会)
●荒蒔祐輔. (2022). 枝葉給餌における枝のみの飼料価値評価によるリユース促進への取り組み. 京都大学野生動物研究センター共同利用研究会2021. (2022年3月4日,京都大学野生動物研究センター)
●中川大輔.(2022). コロナ禍による「ふれあい」中止がテンジクネズミおよびヤギに与えた影響について. 京都大学野生動物研究センター共同利用研究会2021. (2022年3月4日,京都大学野生動物研究センター)
●土手結月,松浦有花,高野華花,奥村逞人,石井愛夏,池田義知,佐々木伶奈,徳山奈帆子,赤見理恵,山梨裕美.(2022). 高校生を対象とした小型霊長類のペット飼育に関する意識調査と教育教材の効果測定.第66回プリマーテス研究会.(2022年3月27日,公益財団法人日本モンキーセンター)
→最優秀中高生口頭発表賞を受賞しました!!(高校生が筆頭の研究発表です。)
他にも京都市動物園で実施された高校生の発表が,第66回プリマーテス研究会で発表されました。
京都大学のリーディング大学院事業の一環として,高大連携プロジェクトを行っています。京都市動物園はそのフィールドのひとつです。
●山梨裕美,一方井祐子,赤見理恵,徳山奈帆子,本庄萌.(2022). 動物の幸せの判断基準の多様性と一貫性:動物園・水族館関係者と来園者の調査から.第66回プリマーテス研究会.(2022年3月27日,公益財団法人日本モンキーセンター)
●Andrew MacIntosh, Chen Peini, Xu Zhihong, Takeshita. C. S Rafaela, Martin. F Christopher, Stewart M Brogan Turner. E Sarah,Akami Rie, Hayashi Misato,Kinoshita Kodzue,Watanuki Koshiro, Yumi Yamanashi. (2022). Zoo entropy: embracing complexity for zoo animal welfare. 第66回プリマーテス研究会.(2022年3月27日,公益財団法人日本モンキーセンター)
●岩出進,中川大輔,中村進一,村上智亮.(2022). ニホンリス(Sciurus lis)にみられた全身性アミロイドーシスの病因解明. 第9回日本獣医病理学専門家協会(JCVP)学術集会. (2022年3月30-31日, オンライン大会)
●小林杏子, 中川大輔, 村上智亮. (2022). モルモットの胃におけるc-kit陰性消化管間質腫瘍の1例. 第9回日本獣医病理学専門家協会(JCVP)学術集会. (2022年3月30-31日, オンライン大会)