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【一秒一生】「キャリア」という言葉を輸入した時に、間違って解釈されてない?
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「キャリア」という言葉を輸入した時に間違って解釈されていないか?
こんにちは、京太郎です。早くも3回目の記事となりました。
続々とリアル読者(学生か?)から質問が届いています。同様の質問もありますが、ニュアンスが少しずつ違う可能性があるため、一つずつ質問に回答させていただく形で今回も綴っていきたいと思います。
- Q. 自分のこれからの「キャリア」ってどうやって考えたらいいの?
- A. 「これからのキャリア」という考え方は私の中では「ない」。
よく海外の概念を言葉そのままカタカナで輸入する際に、誤った先入観とともに入ってくることがありますよね。例えば「リーダーシップ」。「リーダー」と「リーダーシップ」は違うわけで、「リーダーシップ」は大小関わらず自分の言動が周囲の人々に何らかの影響(良くも悪くもその時点は判断できないこと)を及ぼすことです。
社長や首長や理事長など組織のトップ(=リーダー)でなくても、誰でも発揮できうるのがリーダーシップですが、現状日本ではそういう解釈が広まっておらず、残念ながらリーダーシップを発揮する方は相対的に少ないのではないかという肌感覚を持っています。
同様に、「キャリア」は「足跡」ですから、過去のことを言っています。従って、「これからのキャリア」=「これからの足跡」ということになります。お気づきでしょうか?
未来の足跡ということは、結局、今をどう生きるか?今どれだけ踏み締めた「足跡」を残せるかが重要ということだと思います。
適当に生きていたり、とりあえず小遣い稼ぎのために働いていたりすると、結局「足跡」(=キャリア)ができず、後ろを振り返った時の本当の意味での「キャリア」ができず、未来への新しいチャンスを掴みにくくなるという皮肉なことになると考えています。
- Q. いくつになっても自分探しは続くのか?
- A. 「信念を持ち日々内省する」これが正しい自分探し
「自分探し」というと言葉が浮いてしまっていますが、「自分はどういう人間で、どういうことを成し遂げて、死んでいきたいか?」ということでしょうか?
孔子は「五十にして天命を知る」と。
子曰わく、吾 十有五にして学に志す。
三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。
(15歳で学問を志し、30歳で自立し、40歳になって迷うことがなくなった。50歳で自分の使命を知った。)
自分も環境も一日一日変化していきますので、毎日のように「内省」することが「自分探し」ということであれば、それは無意識にでも自分の中で自然におこなうものではないでしょうか?ゴールはあってもいいのでしょうか?
これに関しては、個人的には、ゴール=信念に変わり、その信念が持てた人はそこに突き進めばよいと思います。ゴールがなくても、自分を日々内省して、一日一秒をよく生きる方法を考えるその姿勢こそ、一つの大事な命の使い方ではないかと思います。
- Q. 働く環境は重要でしょうか?
- A. 当然、自分の人生に大きな影響を与えると思います。
これは、会社の所在地や、個別具体的な会社の企業規模・業種・同僚のレベル感など、様々な環境因子の中で、絶対的なものはないという感覚を持てた時に、とても面白く、変化を楽しみながら、自分に「良い影響」を与えて、成長していけるのではないかと思います。
国内大企業・外資系専門企業・上場を狙うベンチャー企業・NPO・起業というあらゆる環境に身を投じてみて、どこが一番良いとかではなく、どの畑でも自分を高める何かがあるため、それを吸収しながら生きるか、自分に固執するか。
植物の種がいろんな土壌に植え替えられていく時、それぞれの土から栄養分を吸収する感覚に似ています。
「この土ダメだな」と思ったとしても吸収しないと枯れてしまいます。
すぐに違う土に移ったとしても、「この土ダメだな」と思って吸収しなかった時期が少しでもあると他の植物と比較して痩せてしまうため、結局、どの土でも吸収しておこう!というのが生存戦略として理にかなっています。
また、種は、風や動物に運ばれて偶然の土地にたどりつくというのも真ですね。
私たちの環境は、必然のように見えて、かなりの偶然性が重なっていることを忘れてはいけないと思います。そしてそのような営みを受け入れて愛することかと思います。
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【適解生存】就活、これでいいのかなと悩むあなたへ
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プロフィール
京都市わかもの就職支援センター 事業運営統括
京太郎
京都で学生時代を過ごし、図らずも、東京で大手企業・外資系企業・ベンチャー企業を転々と経験。
学生時代は仙人になろうとしたり、海外留学とかこつけて逃避したりするも、結局は大手企業に就職。
「人間紙一重」、「人生あざなえる縄の如し」、「まず、やってみる」をモットーに、誰もが変化を楽しみながら自分らしく生きることを提案。
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