自分が楽しいと思ったこと、やってみたいと思ったことを実現できる会社
株式会社安本武司商店
組織支援室 採用・育成担当
末光 洋斗
京都産業大学 経営学部
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「若手社員インタビュー」を特集しています。
第12回目は「株式会社 安本武司商店」で働く末光さんにお話を聞きました。
私の学生時代は、友人に恵まれていました。私の場合、同じ大学に進学する友人は一人もいませんでした。ですが、入学前ガイダンスのときに勇気をかけて話しかけた人が卒業までの間、共に学生生活を過ごす友人となりました。友人に誘われてサークルに入ったり、ボランティアに参加したりと自分では考えられないような経験ができました。他には、アルバイトやゼミなどそれぞれの環境でも友人に恵まれたおかげで楽しく学生生活を過ごしていました。
就職活動については、特に自慢できるようなことはしていません。大学内で開催されていた就職ガイダンスに参加して、言われたことをしていただけです。ですが、信条だけは持っていました。それは、「興味のないこと、楽しくないことはやらない」です。これまでの学生生活や先輩方のお話を聞く中で、このような価値観を持つようになりました。就職活動中、この信条だけはブレないで企業選びを行っていました。
入社した理由は、「京都で働きたい」、「アルバイトの経験を活かせる」という2つの思いがマッチしたからです。
「京都で働きたい」と思うようになったのは、大学生活中に参加した祇園祭のゴミ拾いボランティアがきっかけです。ボランティア活動中、京都ならではの祇園祭の賑やかさに関心を持ち、伝統産業に目を向けるようになりました。その中で、法衣(お坊さんが着ている衣服)の製造・卸売を行っている現在の会社を見つけ、京都ならではの企業に興味を持つようになりました。
「アルバイトの経験を活かせる」と思ったのは、人事スタッフでの職種採用が決まっていたからです。当時、人事職とは人を採用することから社員が能力を発揮できる仕組み作りを行う仕事だと認識していました。3年間勤めたアルバイトで培った新人の育成や働きやすい環境づくりの経験を人事職ならば活かせると考えました。
この会社ならば、自分が楽しいと思ったこと、やってみたいと思ったことを実現できると思い入社しました。
採用・育成担当者として、組織の人に関する仕事をしています。入社してから現在までは、採用担当者としての仕事の割合が大きいです。
初めは、求人票の作成や社内外イベントの連絡係、プレゼン資料の作成など事務的なことから始まりました。事務作業は座ってパソコンで仕事するイメージですが少し違います。人事の事務作業は社内の交流が重要です。社員が何の仕事を担当しているか、どんな気持ちや価値観をもって仕事に取り組んでいるかなど、直接聞かないと分からないことが多いからです。少しずつ事務作業を通じて会社のことを知るようになってからは、会社説明や交流会など表に立って話すことも増えてきたので採用担当者としての成長を実感しています。
今後は、新入社員の育成に目を向けて仕事の幅を広げていこうと思っています。
これまでの採用業務を通じて、相手の価値観や視点を知れることがおもしろく、大変なところもやりがいに感じています。一年目は見て、聞いて、知ったことをアウトプットすることが大切だと考えます。なので、人に関わる部署として相手を知ることは自己の成長にもつながると感じています。
京都は「日本らしさ」を強く感じられるところが好きです。たとえば街並みでも、都会の中にいきなり神社仏閣が現れます。都会の中でも、違和感なく歴史建造物を見ることができるのは京都だけだと私は思います。
特に働いていて驚いたのは、会社での新年のあいさつでした。きものや礼服で出席している社員がいたことは伝統産業にかかわる企業だと改めて感じました。人事は普段、スーツ姿の方々ばかりですので、伝統の「日本らしさ」を感じることができました。
自分の軸を見つけることが何より大切です。
やりたいこと・やりたくないことなど何でもいいです書きだして言葉にしてみてください。その中から譲れないモノを1つ選び、それを軸にして就活することをオススメします。今後、人生の3分の1を仕事に費やすことになると言われています。内定を得ることがゴールではなく、入社してから後悔しないように軸をもって就職活動してみてください!
ご自身の就活の軸「興味のないこと、楽しくないことはやらない」をブレずに就活をされてきた末光さん。今後は新入社員の育成についての研修プログラムなどに携わっていき、仕事の幅を広げていきたいとのこと。
今後の末光さんの成長を応援しています!!