野生鳥獣救護センター

救護センターブログ

2017年12月17日 (日)
もののけ鳥

トラツグミが救護センターに来ていました。
「来ていました」と過去形なのは,すぐに亡くなったからです。
ネコに襲われ深い傷を負っていました。

救護センターに運ばれる野鳥のケガの原因で一番多いのが,窓ガラスへの衝突。
次がネコによる襲撃,ネコ害です。
12月3日のブログでお伝えしたシロハラのように
回復して野生に帰る例もありますが
順調に回復してきたと思っていたら,翌朝に亡くなっていたことが
何度かありました。

感染症の心配もあり,ネコによる噛み傷は侮れません。
ネコの牙は細く鋭いため,牙がぶすりと深く刺さり致命傷になっている場合でも
外見上は目立たないことが多いです。
このトラツグミも解剖して初めて
傷が肺まで到達していたことが判りました。

トラツグミは留鳥ですが,冬に見かける機会が多い鳥です。
背中の羽は茶褐色に黒い三日月柄,
白っぽいお腹も黒い三日月柄でおおわれています。
なかなか派手なウロコ模様ですが
これが意外にも保護色となり身を隠してくれます。
blog20171217_1_q5

地上で餌をとることが多く,
歩きながら落ち葉をかき分け,ミミズや昆虫を探して食べます。
傍で見ているとその姿は楽しそうで,
リズムに合わせて体を揺らしているようだったのですが,
ま,そんなことはないでしょうね。

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  水浴びもしますよ♪

夜中に「ひいい~」と心細そうに鳴く声は,寂しげで悲しそうな響きをしています。
昔の人には気味悪い声に聞こえたようで,
物の怪,鵺(ぬえ)の鳴き声と思われていました。
鳴き声の印象とは裏腹に,なかなか気の強い鳥です。
京都の森にある野鳥舎には,救護センター出身のトラツグミがいますが
幅を利かせて,他の鳥にちょっかいを出しているようです(^^;)

                              救護センタースタッフ 吉川

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