救護センターブログブログ

2017年12月10日(日)11月の救護状況

先月は10種12羽の持ち込みがありました。
そのうちすでに,アオバト,カワセミ,メジロの3羽が元気に野生へと還っています。

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                 アオバト

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                 カワセミ

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                  メジロ

また,10月に持ち込まれたウミネコも野生へと還っています。
建物の外壁にぶつかり,両鎖骨と右烏口骨の3か所を骨折していましたが,
脅威の回復力を見せてくれました。

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                手術の様子

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          手術後はダンボール内で安静に

先月の救護原因に『ネズミ捕りにひっかかってしまった』というものがありました。
これもよく見られる野鳥の事故です。
救護センターに到着後,粘着部分を洗浄する作業を行いますが,
これは野鳥にとってはとてもストレスのかかる作業,
できることなら避けたいものです。

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   ネズミ捕りにかかり,身動きが取れなくなったスズメ
       (2012年の事例,現在は救護対象外)

こういった事故をなくすために,私たちにできることとは…

簡単です!「ネズミ捕りを屋外に設置しない」だけでいいのです!

屋外に設置すると,野鳥だけではなく,
イタチやヘビなどの小動物もひっかかってしまう可能性があります。
ネズミでお困りの方は,ネズミが入りそうな穴や隙間をふさいだり,
エサとなるような食べ物や生ごみは容器や戸棚に入れましょう!
これだけでも効果大です!

目指せ,野鳥も人も安心できる生活!

   救護スタッフ アベ