救護センターブログブログ

2017年4月16日(日)春が来ているよ~♪

「秋は空から,春は地面からやってくる」と言われていますが,
救護センターの春は梢からやってきました。

種を蒔いて育てたアンズ,モモ,ゴヨウアケビに
初めて花が咲きました。
うまく受粉して実がつけば
果実を食べる鳥が救護されたときの餌に使ってみたいと思います。
blog0416_2 アンズ

blog0416_1 ゴヨウアケビ

京都の森にある救護センター掲示板の横には
ゴンズイが芽吹き,カマツカの葉芽も膨らんできました。
どちらも鳥のフンに混じっていた種がひょっこり芽を出し
勝手に育った実生苗を植えたものです。
まだ幼木なので,これからの成長が楽しみです。
blog0416_3 ゴンズイ

鳥と木はとても仲良しです。
鳥は木があるおかげで,虫を食べたり,花の蜜を吸ったり,実をついばんだり
巣を作ったり,身を隠したりできます。
木は鳥のおかげで,虫に葉っぱを食い尽くされてしまうこともなく
受粉の手伝いもしてもらえて,種を遠くまで運んでもらえます。

鳥は森を作り,木は鳥を育む。
そんな共生の姿を,カマツカとゴンズイから感じてもらえたらと思います。

   救護センタースタッフ 吉川