救護センターブログブログ

2014年9月11日(木)魚のペリット

救護センターでは,実習に来る学生の説明用に,いくつかペリットを保存しています。
そして実物を見てもらいながら,吐いた鳥類の食性と内容物などを説明しています。

この写真は,交通事故疑いで保護されたカワセミのペリットです。
実は,このペリットをずっと欲しいと思っていました。

今まで保存していたペリットは,哺乳類,鳥類,昆虫類が材料になったもの。


(写真の左から哺乳類,鳥類,昆虫類からなるペリット)

そして,今回は魚類が材料になったものです。

残念ながら初日に吐いたものではないので,自然で食べていたものではありません。
餌で与えていたモロコとコイの稚魚からできた,骨と鱗のペリットです。

以前保護されていたカンムリカイツブリは,餌のモロコと自分の羽で作ったペリットを吐きましたが,崩れやすかったために保存に失敗。
今回は乾燥させたものと,ボンドを浸み込ませて固めたもので再挑戦!
上手く保存できれば,実習で活躍してもらいます。

上手くできますように!!

救護センタースタッフ 森本