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2016年2月18日(木)お知らせ レッサーパンダの死亡について

 京都市動物園で飼育していたレッサーパンダ「茶々」が,2月17日(水)に死亡したことを確認しましたのでお知らせします。

                                記

1 死亡した個体について
⑴ 性別及び年齢 オス 22歳8ヶ月
(平成5年6月23日生まれ,平成7年6月17日来園)
⑵ 死亡年月日 平成28年2月17日(水)
⑶ 死 因 循環不全,肺炎
⑷ そ の 他 繁殖を目的に長野市茶臼山動物園から借り受けたが繁殖することはなかった。
国内生存個体の中では最高齢で,多くの来園者に親しまれていた。

2 経過
2月16日(火) 午前10時30分頃,急に元気がなくなり,呼吸音の異常が認められたため,園内の病院に収容し,投薬等の処置を行う。
2月17日(水) 午前8時に死亡を確認。

(参考)レッサーパンダ(食肉目アライグマ科 英名:Lesser Panda 学名:Ailurus fulgens )
中国南部からヒマラヤ・ミャンマー北部の標高1,000~3,500mの森林や竹林に生息しています。主食は竹の葉やタケノコで,ごくわずかですが果実・小動物・鳥の卵なども食べます。木登りが得意で樹上でよく昼寝をしています。
レッサーパンダは公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設において,平成26年12月31日現在,56施設で263頭が飼育されています。
また,レッサーパンダは生息地により,中国系とヒマラヤ系の2亜種に分類され,当園を含め,55施設で241頭の中国系の亜種シセンレッサーパンダ(Ailurus fulgens styani)が飼育されています。
また,国際自然保護連合(IUCN)におけるレッドリストで危急種(Vulnerable species)に指定されています。
現在,本園では,6頭のレッサーパンダを飼育しています。

レッサーパンダの茶々